釣行記

2024/07/19 梅雨明けのトーナメントレイク攻略! 7月の埼玉県 椎の木湖釣行記

予定では茨城遠征の続きとして筑波湖に行こうと考えていましたが、週半ばに発生した仕事上のトラブルでそれどころかではなくなってしまいました。当日釣りに行けるかどうかもあやしい状況の中、先々のスケジュールを確認してみましたが、7月の平日に釣りにいけるのは今日が最後の予定。今月は月1の椎の木釣行にまだ行けていない状態だったので、なんとか時間を確保することに成功した今回は、急遽予定を変更して月に1度のお楽しみである 椎の木湖 へ。

2024/07/19 埼玉県 椎の木湖 フィールドデータ

今回は危険すら感じる暑さのせいか、前回の椎の木釣行とは打って変わっては比較的釣り人も少なめでした。

当日のフィールドデータ

2024/07/19 7:30~15:30
天候:うす曇りのち晴れ 前日は晴れ
気温:36℃ 
水温:31℃
水質:平常より気持ち濁り気味
水量:少し減水気味
風 :時々弱い東風

前回と比べ少し淀んだ感のある水質。どんな釣りにおいてもこのような水質は魚の活性を下げる傾向が強まります。

水温も朝の時点で30℃を超えて真夏日模様!高水温の状況下では特有の気難しさが顔をのぞかせます。

本日の釣り座は450番。最近のデータでは200番台600番台と並び、400番台も好調だったためキリの良い釣り座番号としました。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

今日は途中で集中力を欠いてしまったためかウキを1本飛ばし、1本トップを破損させる大惨事な1日となってしまいました。

今回使用した竿と仕掛け

竿:8尺
ウキ:パイプトップ6㎝ボディ→6.5cmボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス : 将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上/25~30㎝ 下/35~40㎝
ハリ: オーナーばり バラサ6~7号(上下同様)

最近の釣果を見ると有効なのは圧倒的に浅ダナの両ダンゴ。ちょこちょこメーターのセットや短竿のチョーチンも目につきましたが、7月に入ってからは浅いタナメインの釣りが上位を占めている状況だったので今日の釣りに迷いはありませんでした。まずは自分の中で基本としているセッティングからスタート。使い慣れた6㎝ボディのウキは全8メモリ中トップから6目出しでエサ落ちとして状況を探ります。(後半で使用した6.5㎝ボディのウキは9目中5目出しでエサ落ちセッティング)

本日のエサとブレンド

最も好反応だったのはマッハをメインにした開きの強いブレンドパターン。ダンゴの芯を作る素材にカクシンとカルネバを用いたのはイメージしたエサの特性を再現するためです。

朝は5月の椎の木湖釣行で活躍したマッハ×凄麩×カルネバの三銃士ブレンドで入りましたが、ヘラの反応が悪くなった10時過ぎからはマッハの分量を増やして開きを強化した下記のブレンドパターンが効果でした。ダンゴの「芯」を作り、持たせるポジションのエサにカルネバだけでなく、カクシンを半々でブレンドして使ったのはイメージしたタッチ感と程よいタイミングまで持たせる事を狙ったプロ御用達の手法。今回は早いタイミングで出る喰いアタリを捉えやすくするために採用しました。

バラケマッハ:4(400cc)

凄麩:2(200cc)

カルネバ:1(100cc)

カクシン:1(100cc)

水:2(200cc)

仕上がったベースエサは少しボソッ気が強くやや硬めのタッチ感。ここからウキの動きを見てダンゴのタッチ感を調整していきます。今回は手水で水を+25~30㏄ほど余分に加えたエサで比較的早いタイミングの強いアタリをとらえる事が出来ました。魚の寄りがキツくなり、エサ持ちが悪くなってしまっても練り込んでしまうのはNG。エアーを十分に含ませ、ボソッ気を失わないようにラフにエサ付けしたセッティングがアタリを量産し続けるために必須な要素となりました。また、高温のため水気が飛びやすくエサが変質しやすかったので、エサは上記規定量の半分づつをこまめに作り変える事が重要でした。

実釣開始

想像を絶する暑さに水分は欠かせません。途中で気分が悪くなり、真剣に帰ろうか考えた瞬間が2回ほどありました。(笑)

「頭が痛いし本当に帰ろうかな・・・」

釣りをはじめて4時間が過ぎたお昼頃、真剣に考えていました。梅雨明け宣言がされた関東地方は夏本番のうだるような暑さで、釣り座に座っているだけでも身体中から汗が噴き出てきます。水分やミネラルの類は適時取っていましたが、連日の過酷な業務の影響か、やや寝不足の体調を襲ったのはけっこうな頭痛と虚脱感という軽い熱中症の症状。身体だけはけっこうタフな部類に入ると自負していたのですが、11時を回った辺りで集中力は途切れかけ、渾身の喰いアタリもスルーし放題となった状況下では、正直釣りどころではない状態でした。

浅いタナメインの釣りでは、時期を問わずスロースタートがすっかり定番となっている椎の木湖。しかしながら今朝の滑り出しは好調でした。1枚目を獲り込むのには30分ほど掛かったものの、続く2枚目、3枚目はコンスタントにポンポンと釣れ、1度リズムに乗った得意の浅ダナ両ダンゴはハリスの長さやウキのサイズなどのセッティングに特段の不満を感じる事なく、1時間30分程度で打ち切った1ボール目で釣れた枚数はなんと20枚。1時間あたりの釣果は15枚/hにも達して、ここ最近ではダントツ1番と言えるほどのペースでスタートとなりました。

「これは100㎏超えちゃうかも!」と浮かれていた私ですが、朝マズメが終わったからなのか?ややペースを落としながらもそのまま釣りを続けて迎えた9時以降の時間帯。今度はやはり椎の木湖特有の「中だるみ」の時間を迎えます。さっきまでの活発なサワリと強烈な喰いアタリがウソのように喰いアタリにつながらないウキの動きが続き、エサを作り変えます。ヘラはしっかり寄ってはいるものの、イマイチ活性のあがりきらない状況にエサを開く方向へ調整すると少ないながらもアタリは復活しました。それ以降はウキの動きを見てエサの付け方で開きを調整し、つかず離れずの絶妙な距離感を保つことが釣果を積み上げる上で重要なファクターとなりました。

しかしながらそれ以降は冒頭のような状態・・・中だるみもMAXとなったヘラに対して思考の完全に停止した私では打開策を見つけることも出来そうにありませんでした。しまいにはリリアンから下の仕掛けを飛ばされ、仕掛けを作り直した直後に今度はメインとしていたウキのトップを不用意に破損させてしまったため、1度悪い流れをリセットする意味合いも込めて11時~13時までの2時間は釣りを中断して休憩する事にしました。

桟橋に放置していた水温計は信じられない気温を記録。パッと横目で見た瞬間、大きく戦意を喪失してしまいました。

釣りを再開したのは13時をちょっと過ぎた辺りから。少しうすい雲が広がって強い陽射しが和らぐと同時に、これまた椎の木湖特有の東風がそよそよと吹き始めます。体感的にはかなり涼しく感じられた上に、休憩をはさんでリフレッシュした私のコンディションは完全復活とはいかないまでも集中力はずいぶんと取り戻せました。1度戦線離脱したためかなり出遅れてはしまいましたが、ここからは自分の釣りを押し通してみようと気合いを入れて後半戦の準備に取り掛かります。午前中のフィーリングはわかっていたので、その延長線上の釣りをしてみようとしますが、やっぱりというかなんというか、パターン自体は大きく変化していました。午前中はヘラの寄りがなんとなく悪いだけでなくどことなく距離を感じるフィーリング。喰いアタリもナジミ際に出る小さなアタリがほとんどでしたが、後半戦はヘラの寄りも一層パワフルになって、ナジミ際のウケも比べものにならないくらい強くなっていました。1番大きな変化はどっぷりと深ナジミした状態からでも比較的早いタイミングで喰いアタリが出るようになったこと。仕掛けとエサがしっかりとナジミ切り、落ち着いた状態からでの強い喰いアタリは非常にわかりやすく獲り込みの成功率もグッと上がります。現在のセッティングでは強く寄ったタナより上のヘラに捕まりやすく、ナジミ切る前にエサを落とされてしまう事が増えたためハリをバラサ6号から7号へ。さらにその後ハリスを少しずつ詰めて25/35㎝に変更。(24/34に詰めたら一気にアタリが飛びましたw)釣りを再開してリセッティング後は順調に釣果が伸びましたが14時頃になると気難しかったヘラブナはもっと素直に。ほとんどが深ナジミ→ウキが返し始めた直後のタイミングにアタリが集中したため、ウキのサイズを気持ち大きくして6㎝ボディから6.5㎝にチェンジして様子を見てみます。いち早くスピーディーに仕掛けを安定させ、エサをタナに入れるセッティングは盛期の浅ダナ攻略では王道と言える攻略法。ヘラブナの活性に合わせ、徐々にパワーを上げたパワフルな浅ダナセッティングは、釣れば椎の木の中でも良型と言える1200~1500gのヘラブナで釣果をまとめる結果となりました。

梅雨明けのトーナメントレイク攻略! 7月の埼玉県 椎の木湖釣行の釣果と振り返り

トップとはわずか150g差の2位でした。今回は急な釣行だった事もあり釣果最優先ではありませんでしたが、結果を見るとちょっとくやしいですね。

釣り開始直後は周囲の状況を見ると、思ったより釣れておらず、実釣面では高水温特有の気難しさをものすごく感じましたが、なんだかんだ月1回で通った経験値が活きた釣行となりました。午後の展開を考えると70㎏には乗せたかった。というのが本音です。熱中症にはなった事が無かったので今回の症状が熱中症がどうかはわかりませんが、思うように釣れない時間が多かったのも事実。今後は小さなパターン変化を見逃さず、穴を空けずに釣れ続けるようにする事が課題となりますね。

出典:椎の木湖様

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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