釣行記

2023/09/24 ホタメーターで良型連発!! 埼玉県 加須吉沼釣行記

涼しくなる前にホタ系の釣りをやりたいな。と漠然と考えていました。魚影も型も申し分ない豊かな管理釣り場であれば、ホタ系の釣りはどこでもどハマりします。ホタ=椎の木というイメージが強いですが、日曜日の椎の木なんてゴリゴリのエキスパートとトーナメンター達ががひしめき合っている激戦区。のんびり釣りがしたい私は久しぶりにお隣の 加須吉沼 へ。

加須吉沼はヘラ釣りのメッカである埼玉の中でも老舗の管理釣り場です。広い敷地面積と桟橋は使い勝手も良く、エキスパートやベテランも十分満足するレベル。型、数ともにここまで高品質な釣り場はなかなかありません。

2023/09/24 埼玉県 加須吉沼 フィールドデータ

当日の空模様。すっかり秋らしい空になりました。朝方は20℃を切るようになり、半袖だけでは肌寒く感じます。

当日のフィールドデータ

2023/09/24 7:00~13:00
天候:晴れ 前日は曇時々雨
気温:28℃ 前日より2℃低下
水温:26℃
水質:平常(たぶん少しクリア気味)
水量:20㎝程度増水
風 :10時頃まで北風、水面が少し波立つ程度

当日の水色。久しぶりの吉沼なので、水が透き通っているのか?濁っているのか?判断出来ませんが、過去の記憶をさかのぼると、思ったよりも透明度が高い状態に見えました。前日に降ったまとまった雨が急激に水温を下げたと見られるので、早急な魚の状態把握とアジャスト力が問われる状況です。今日の釣り座は161番。中央桟橋の北向きの釣り座になります。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

ホタ系の釣りでは、大きなバラケをホールド出来る高浮力なウキが必要。浅ダナが主戦場となるホタメーターでは、セット用のウキでもOKですが、さらに太ボディ、太パイプのモノがベストです。

スタート時セッティング

竿:8尺
ウキ:パイプトップ6.5㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・8㎝ 下・35㎝
ハリ:上・オーナーばり バラサ9号 下・オーナーばり へら玉鈎6号

竿は風の影響や振込み精度、混雑具合を考えて8尺を使用。タナはメーターで固定して様子を探ります。前日の冷たい雨の影響か、朝の時点では魚が浮いている雰囲気が無かったため、トータルのセッティングも含めて普段ベースとしている釣り方でスタートしました。

本日のエサとブレンド

ホタと言えば、マッハ単品というイメージが強いですが、何も単品で使わなくてはいけないルールはありません。BBフラッシュを少量追加すると、エサのコントロール性が抜群にUPします。

本日は、ホタメーターという事で、もちろんマッハがメイン。シンプルでオーソドックスなブレンドを使用しました。


バラケマッハ:4(800cc)

BBフラッシュ:1(200cc)

水:1(200cc

ホタ系のエサとしては、基本的なブレンドで、今日の池のコンディションと方向性を探って行きます。このエサを作るコツはとにかくしっかり練り込むこと。そのままダンゴとしても使えるくらいのエサ持ちとなるよう、まとまりが出るまでボールの側面にこすりつけるように練り込みます。下バリのクワセにはハードLを使用。手軽さにはかないませんでした。独特の弾力でエサ持ちは優秀ですが、ハリの大きさやエサ付けのセッティングが狂うとハリ掛かりせずにカラツンの嵐になるので、意外と取り扱いのむずかしい食わせエサと言えます。本気モードでホタをやるのであれば、魚信などを使って事前に少し「柔らかめ」の太ウドンを自宅で仕込んで来る事をおすすめします。

実釣開始

ホタは本当にエサ付けが命。バラケは500円玉サイズを目安に、(ちなみにコレは小さすぎです。)太ウドンをつける下バリにも工夫が必要です。

朝は肌寒く感じる中、強気のホタセッティングで実釣開始。釣りを始めて間もなく、北風がしっかり吹いてきてしまい、仕掛けのコントロールが上手く行かずに開始早々仕掛けが流されまくります。前日に降ったまとまった雨が気温、水温を押し下げているのは確実な状況であり、水面付近に生命感がありません。周囲の釣り人は揃って長尺のチョーチンをベースに釣りを組み立ていて、ちょこちょこウキが動いている様子。1000㏄作ったバラケを打ち切る時間帯になってもサワリ1つない状況に「失敗したかな?」との思いも脳裏をよぎります。「1ボール打ってサワリが出なかったらチョーチンにしよう・・・」そう心に決め、せっせとエサを打ち返し続けていると、あともう少しで1ボール終わるというタイミングで待望のサワリが出始めました。弱いけれども、間違いなくヘラブナだとわかる反応に気を良くしていると、その2投後にはホタらしい明確でダイナミックなアタリ。こんなに早く喰いアタリが出るとは考えていなかったので完全にスルーしてしまいました。2ボール目はチョーチンにシフトしようか?どうしようか?考えましたが、このままホタを続行する事に。2ボール目もテンポ良くスピーディーな打ち返しを心掛けていると半分ほど打ち終えたあたりから、ホタらしい強いアタリがコンスタントにもらえるようになりました。

10時を過ぎるあたりになると、くせ者だった北風も止んで、ますます釣りやすい状況になりました。時間の経過とともにアタリの回数も多くなりましたが、今度はカラツンが増えだします。最高のタイミングでアワセてもスッポ抜けてしまう状況にハリが小さすぎると判断し、下バリをへら玉鈎6号→バラサ6号に変更。ダンゴバリ特有のワイドなフトコロには、太いウドンを逃がせるスペースがあるので、これによりカラツンが激減し、しっかりとハリ掛かりするように。釣り始めのスロースタートを巻き返すかのようなペースで釣果を伸ばします。この頃になるとまさにホタと言えるようなアタリ(エサの着水と同時に上で魚が激しくウケる→ナジミ始めにウキがズバッと消し込む)が主流となり、スピード感のある展開へと変わっていきましたが、今度はスレが連発。下バリのハリスの長さを35㎝→30㎝に変更し、スレは一時的におさまります。お昼近くになり、気温が上がると、表層付近の水温も上がったためか、ヘラ達の活性は最高潮。ウキの周りで大型のヘラがはしゃいでいるのが肉眼でも見えるほどです。着水直後に竿を持って行かれそうになる激しいアタリも相当数あり、この釣りが今日のコンディションにどハマりしている何よりの答えが返ってくるようになりますが、今度は2連続でアッパーへのスレ掛かり。ヘラ達の活性とともに、タナもどんどん上がっているようです。アッパー=気持ちハリスが長いよ。のサインに下バリのハリスをもう2㎝詰めるとそれ以降はほとんど入れ喰い状態。アタリも消し込みばかりとなり、ハリ掛かりも文句無しの状況に持ち込む事に成功し、800g~1㎏前後の良型ヘラばかりを釣り込む事が出来ました。

ホタメーターで良型連発!! 埼玉県 加須吉沼の釣果と振り返り

10時過ぎまでの不調を考えればこの釣果は出来過ぎだと思います。私自身、ホタ系の釣りはまだまだ研究段階ですが、今日は得たモノも多くありました。

加須吉沼には久しく行ってなかったのですが、今日遊びに行って、改めて良い釣り場だな。と実感しました。魚は大きく引きは強烈。結果的には昨日の雨がフィールドコンデションを押し上げたのだと思いますが、様々な釣りのスタイルを受け入れてくれる管理釣り場はそうそうありません。思っている以上に混んではいなかったので、近いうちにまた遊びに行こうかと思います。ホタに関しては様々な場所で試していますが、冒頭部分でも触れたようにある程度魚影の濃い釣り場なら非常に有効であるというのが現在私自身の持っている答えです。マッハの消費が尋常ではありませんが、エキサイティングでダイナミックなホタの釣りを皆さんも自身のホームフィールドで試してみてはいかがでしょうか?

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

埼玉県 加須吉沼へのアクセス

▪住所:〒347-0051
埼玉県加須市戸川851
▪営業時間:【4〜9月】(平日)6:00〜15:00、(土日祝)6:00〜15:30
【10〜3月】(平日)6:30〜15:00、(土日祝)6:00〜15:00

▪釣り料金:(平日)1日1,100円、例会の場合1,650円
(土日祝)1日2,200円、半日1,650円、愛好会会員・女性1日1,650円、半日1,100円
▪交通:東北道、羽生ICを降りて県道84号を加須方面へ。高速手前の時差式信号を右折して東北道の側道へ。中川に架かる橋を過ぎ、1つ目のT字路を右折したら、すぐ左手にあるのが加須吉沼(最寄IC:東北道・羽生IC)

主な規定:竿、タナは自由、生エサ禁止

★加須吉沼の釣行記はコチラ!★

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