釣行記

2023/12/09 底釣り両グルテンで新ベら固め釣り! 栃木県 田島池釣行記

へらぶな釣りの2大イベントと言えば春の乗っ込みとこの時期の新べら放流。今週は先週の新べらを本気で攻略してみようと、ずーっと楽しみにしていました。放流されてからは2週間が過ぎていたため、新べらの活性がまだ高い状態なのかは不明でしたが、新べらが不発に終わったら、これまた先週試した段底の続きでもやろうと、今日は2段構えの作戦で予定通り初冬の 田島池 へ。

2023/12/09 栃木県 田島池 フィールドデータ

今日も絶好の釣り日和。ここ最近は気温も高く、穏やかな日が続きました。

当日のフィールドデータ
2023/12/09 10:00~15:00
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:17℃ 前日より1℃下降
水温:10℃
水質:平常(前回よりもクリアアップ)
水量:10㎝ほど増水
風 :ほぼ無風

当日の水色。先週よりも透明度アップ。日を追うごとにクリアアップしています。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

今回はウキをはじめ、ハリのサイズやハリスの長さ、太さ等々様々な部分にこだわったセッティングを採用しました。

スタート時セッティング

竿:15尺
ウキ:PCトップ11㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.8号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS上0.6号 ・48㎝ 下・0.6号 55㎝
ハリ:上下・オーナーばり バラサ5号 

竿は田島池では長めとなる15尺を用意。ハリはいつもより小さめの5号に、0.6号と太めのハリスセッティングでスタートしました。小ハリ太ハリスセッティングは、ナジミ際のスピードを抑えて活性の高いヘラのアタリを最大限とらえるためにとても有効となります。底釣りベースですがハリスが長いのもその部分を狙ったためであって、新べらは放流直後は中層、その後徐々に底に付くという行動パターンを完璧にとらえるためのもの。中層でも、底釣りでも、どんなポジションの新べらでも狙えるこのハイブリットなセッティングが、ここ数年私の中で、新ベラ攻略の基本となっています。

本日のエサとブレンド

様々な特性を持ったグルテンがリリースされている中、自分の釣り方に合ったグルテンをチョイスする事が釣果への近道。管理釣り場の新べら狙いでは四季の特性が光ります。

新べら攻略の両グルでは、四季をメインに組み立てる事がほとんど。数あるグルテンの中でも四季の群を抜く軽さとオールマイティーな性格は、強力な武器となります。

グルテン四季:3(150cc)

新ベらグルテン底:1(50cc

水:4.1(220cc

新べら狙いの両グルでは、50㏄前後の少量ずつ作り、ヘラブナからの反応を見ながらこまめにエサを作り直す事が釣果アップの秘訣。エサの方向性がわかれば、あとは微調整を繰り返すだけです。

今回も集魚効果アップの秘策として、新ベラパウダーこと、「粒戦細粒」をまぶし粉として使用。グルテンに不足しがちな集魚力を強化するだけでなく、ペレット系のエサは新ベラ攻略の特効薬として非常に有効です。

実釣開始

釣り座は前回とほぼ同様の101番。水温はついに2ケタ台に突入しました。

先週と比べてイメージしている以上に空いている田島池。どの場所でやろうか見回している時も、道具を用意している最中も、竿を曲げている人を見ませんでした。周囲の釣り人はけっこうな割合で両グルをやっていましたが、どことなく感じる小難しそうな雰囲気に少しばかり不安をおぼえます。3つ隣の方が、良くおばやんちで顔を合わせる知り合いだったのですが、田島池でご一緒したのははじめて。何でも最近のおばやんちは非常に難易度が高いらしく、半分以上の方がボウズで帰っているそうです。水温もついに1ケタ台まで落ち始めた端境期、どこも一筋縄では行かない難しい時期なんだな。と、ぼんやりと思いつつ、まずは予定通り、気の済むまで両グルをやる事にして実釣を開始。最初は四季単品を50㏄ずつ作りながら様子を伺います。当初シブいと思ってましたが、ウキが動き始めたのは意外にも早く6投目あたりから。新べらのアタリは正解がわかりにくいため、様々なアタリに手を出していきますが、最初の30分はジャミばかりが釣れてきます。あまりにもジャミばかりなのでエサを少し練り込み、固めにハリ付けして打ち返していくと、次第にジャミアタリは遠のいて本命らしい小さくも力強いアタリが増えはじめます。魚を寄せるまでは大変だけれども、1度寄せてしまえば長く釣れ続く両グルらしい始まり方で1枚目を手にしたのはエサ打ちを開始から約40分後。まさに新べらと言えるような銀白の魚体は、今日の両グルに十分な可能性を見出せる1枚でした。さらに同じ様な展開で1枚追加しましたが、思ったよりも小さなアタリの連続にウキを差し替えることに。11㎝→9cmボディに変更し、さらに小さな違和感でもハッキリ表現出来るセッティングに変更。また、スレアタリも多かった事からハリスの「這わせ」を少し減らす方向としました。この釣りは底釣りがベース。スレが多い時はハリスの這わせを少なく、カラが多い時はハリスの這わせを多くといった底釣りの基本は応用が効きます。少しずつセッティングを調整しながら釣りを続けていくと、魚が寄って来たのか、ウキを返してくるスピードがどんどん早くなるばかりか、ナジミの途中でのウケもかなり多くなって理想的な状態にはなったものの、少し魚からのあおりが強く感じたためエサを四季単品→四季:3新べらグルテン底:1のブレンドパターンに変更。しっかりと開きながらも重さをプラスしたグルテンは、釣りのリズムと手返しをさらに加速させ、昼を過ぎた頃には開始当初の心配がウソのように釣れ続く状況となりました。

ポイントとなったのはエサの大きさと硬さ、そして喰いアタリの見極めでした。ヘラが強く寄ってきた時点でジャミはおとなしくなったため、エサは10%ほど水の量を増やして作った少し柔らかめのエサの方が非常に効果的でした。エサの大きさは小指の先くらい。今回使ったウキで3節残してナジむようにナジミ幅をコントロールする事も1つのキモで、この状態から2節返したタイミングに喰いアタリが集中しました。また、今回は喰いアタリが非常に小さかった事も印象的でした。おそらく、周りの釣り人が釣れていなかったのはこれが原因(喰いアタリをアタリだと認識出来ていない)だと思います。1節チクッっと入る底釣りのお手本のようなアタリでも今日は大きすぎてほとんどがスレアタリ。厳寒期でもサワリにしか見えないような、黒帯やっと「ヌルっと」入る程度の微妙なアタリが今回の正解でした。私自身も半信半疑でしたが、釣果が伸びるに連れ、アタリの出るタイミングが読めるようになって取れるようになったアタリと言えるでしょう。エサと釣り方が見事にハマった有意義な1日となりました。

底釣り両グルテンで新ベら固め釣り! 栃木県 田島池の釣果と振り返り

先週の段底よりも釣果に恵まれるまさかの展開となりました。

両グルの釣りらしく最初はスロースタートにはなったものの、しっかりと時合の整った昼過ぎくらいからはかなり理想的な展開となりました。風も無く水面が穏やかな日は今回のような繊細な釣りにうってつけで、いろいろと勉強になった部分が多くあったのも事実。今年は新べらのベストなタイミングになかなか予定が合わずモヤモヤしていましたが、これでやっと厳しい冬を迎えられそうです。次回はおそらく今年最後の椎の木湖チャレンジ。釣りグセのついたこの勢いそのままに、国内最高峰の管理釣り場に挑んでみたいと思います。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

最後までお読みいただきありがとうございました。

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