釣行記

2024/08/01 真夏の人気管理釣り場 千葉県 野田幸手園釣行記

週末、ブログ更新のために使っているサーバーがショートしました。手探りで復旧させたため、しばらくアクセス出来ない状況が続いてしまい、皆様にはご心配お掛けしました。

さて、仕切り直しまして今回の遠征は、言わずと知れた人気管理釣り場である千葉県のwakuwakufield野田幸手園にお邪魔してきました。8月に入って暑さも最高潮。お盆休み直前にもかかわらず、予想以上の賑わいを見せるフィールドはもちろん完全初見です。著名人も足繫く通い、多くの魅力を持つ野田幸手園を果たしてもずらは攻略出来るのか?いつもの行き当たりばったりな釣行の開始です!

2024/08/01 千葉県 野田幸手園 フィールドデータ

野田幸手園にははじめて遊びに行きましたが、非常に設備も整っていて清掃も行き届いているキレイな釣り場でした。広い桟橋と駐車場、プレハブ設置型のトイレにはなんと冷房も完備!!個人的には女性や子供も安心して楽しめる釣り場ランキングぶっちぎりのNO.1です!

当日のフィールドデータ

2024/08/01 9:00~15:00
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:36℃ 
水温:32℃
水質:平常?
水量:たぶん平常
風 :終日南寄りの風。時々水面が波立つくらい

意外にも水の色や濁りの入り方はしっかりとした印象。

面積の割に少し浅い野田幸手園では過去最高の水温をマーク。ボールに汲み上げた水はまさにぬるま湯のお風呂といった感覚でした。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

今回、欠かせない重要アイテムとなったのは高い浮力を備えたウキ。メインは9㎝ボディで太めなパイプトップを備えたモノを使用しましたが、思い切ってもう少しパワーのあるウキを使ったら、もっと楽な展開になったかも知れません。

今回使用した竿と仕掛け

竿:15尺
ウキ:パイプトップ9㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス : 将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上/20~25㎝ 下/30~35
ハリ: オーナーばり バラサ7~8号(上下同様)

「最近出番の少ない15尺を曲げたい。」そう考えていたので竿は決まっていました。大まかな水深すらわからない状態だったので釣り方は決めていませんでしたが、まあ時期的に強いのは浅ダナ基準の釣りだろうとメーター両ダンゴを想定していました。初見のフィールドではありますが、ホームページやSNSの情報を見ると人気管理釣り場だからか気持ち長めの竿が有効な傾向も見られます。とりあえずはこの時期ベースとしている両ダンゴセッティングを主体に9㎝ボディの強めのウキを合わせて状況を伺います。

本日のエサとブレンド

集魚力が強くしっかりとした重さのあるエサが有効でした。まさか2回連続でペレ宙展開になるなんて・・・

最終的にハマったのは今回もペレット系のブレンドパターンでした。ヘラブナとジャミの寄り具合と反応を見ながら微妙にブレンド配分を変え、ダンゴのサイズや硬さ、ハリ付けのしかたで臨機応変に対応しなければならない気難しさがありました。ペレット特有の強い集魚力はヘラブナだけでなくジャミも強力に寄せてしまうので上手くコントロールしてヘラブナのアタリだけを拾う必要がありました。

ペレ軽:5(500cc)

GD:1(100cc

BBフラッシュ:1(100cc)

ペレ道:0.5~1(50~100cc)

粒戦:0.5~1(50~100cc)

水:2.5(250cc)

水が少し多めの設定でこのままだとかなり柔らかく仕上がってしまいます。少しゆるい状態でしっかり混ぜ込み、エサが水を十分に吸ってペレット特有の粘りが出てきたらベストな状態。経時変化が強いので今回も表記の半分ずつ、こまめに作り直しました。ペレ軽だけでは重さが足らなかったのでペレ道と粒戦を足して重さをプラス。ヘラブナの寄りが悪い時は粒戦を減らしペレ道を増やして集魚力を強化。しっかりと寄っている状態では粒戦を増やして開きを強化と使い分け、エサの持ち方やアタリの出方で微調整しました。

実釣開始

頭が小さく肩の張った野田幸手園のヘラは引きも強烈!他の管理釣り場よりもアベレージサイズの幅が広く、若いヘラブナも多い環境は、5年後も同じ様に楽しめるでしょう。

本当はアカシア桟橋に乗りたいと思っていましたが予想以上に釣り人が多く、狙いのアカシア桟橋で釣り座を構えるのはちょっと難しい状態でした。スナフキン型(出来るだけ他の釣り人から離れて1人で釣りがしたいタイプ)の私は仕方なく3号竹桟橋の突端である350番の釣り座へ。1人だけポツンと離れた釣り座は周回販売してくれるお姉さん達泣かせですが、広々と使えるスペースは中~長尺を振るのにうってつけです。

出だしは通常の両ダンゴでスタート。いつものマッハ主体ブレンドで様子を伺いますが、どことなく寄りが悪くウキの動きが芳しくありません。魚影の濃いイメージが先行した野田幸手園ですが周囲の釣り人も思っている以上に竿を曲げている人が少ない状況。30分ほど打ち込んでやっと動き出したウキですが、連日続く高水温のためかヘラブナ達は少しお疲れのご様子で、小さく表現される微妙なウキの変化をなんとか拾って釣果につなげていきます。

「今日はこんな感じなのかなー。」とおぼろげながらに考えていると、今度は一気に魚が入ってくるタイミングが訪れます。背ビレを水面に出して泳ぐほど分厚く寄ったヘラブナにかろうじてウキは立つもののエサは全く持たない状況に。練り込みを加えてエサ持ちを強化してみたり、ハリのサイズを7→8号に変更したり、ハリスの長さを調整する等様々試しますが、狙った効果は得られませんでした。ちょうど1ボール目が終わったところだったので、今度は1ボール目のブレンドパターンにGDをプラスして状況を伺います。ここで気付いたのは野田幸手園のヘラブナの足の速さ。あれだけ水面ではしゃいでいたのに、エサを作り直すちょっとの時間エサ打ちをしなかっただけで水面は静まり返っていました。エサを打ち始めるとしばらくして反応は復活しましたが、この反応は野田幸手園特有のクセなのか?時期的なモノなのか?は、わかりませんでした。

相変わらず強いはしゃぎの戻った状況となりましたが、エサ持ちはどことなく不安が残り、釣果につながる確信めいたアタリは少ない展開。エサをゆるくつければ全く持たず、しっかりつけるとカラが出る・・・ウキはしっかりと浮力の強いモノを使っているし仕掛けのセッティングも今回の状況を考えれば大まかながら正解に近いモノとなっています。これはどう見てもエサを見直すタイミングを迎えていましたが、強く寄ったヘラブナ達を長時間足止めするパワーがあり、タナにしっかりと入る重さのあるエサと言えばこの時期はやっぱりペレット主体のブレンドパターン。実際に放流量も多い野田幸手園ではペレ宙の実績も高く、著名人も良くメインとして用いているので効果的と言えるでしょう。

早速エサを作り替えて投入してみるとウキの動きは激変。エサを柔らかく、ゆるくつけてもしっかりとしたナジミが出るようになった展開は、ナジミ際で力強いアタリを連発し、今までの苦戦がウソのように大きめのウキをズバズバと水中へ引き込んでいきます。喰いアタリの出るタイミングも早く、パワー系両ダンゴのパターンとしては、ほぼほぼ理想的な展開。ペレット特有の強い集魚力は狙い通りタナに厚くヘラブナを寄せるだけでなく、長時間の足止めにも成功しましたが、寄り過ぎとも思えるやる気満々のヘラブナ達はウケも強く、ウキが高い位置でホールドされてしまう事も度々ありました。この状態で強いアタリが出る事が幾度となくありましたが、ナジミの入る前のアタリに手を出してしまうと、速攻でヘラがウワズってしまいます。高い位置でのアタリは見送り、ウキがエサ落ちメモリよりも深くナジミの入った状態からのアタリを拾う事が今回のポイントとなりました。

午後に入ってからもほとんど文句無しの状態が続きます。少し長い竿は回転率も悪いですが、相変わらず絶好調の野田幸手園は毎投ごとに強い喰いアタリが出る展開。カラツンが多少混じる事があったので、ハリのサイズを8→7号に戻してハリスの長さは20/30㎝に調整すると今まで以上にハイペースで釣果を重ねることになりますが、少しするとまたカラツンが目立ち始めます。

このカラツンの正体は前回同様クチボソやブルーギル等のジャミ。実際に何度もハリ掛かりして来るシーンに遭遇しました。ペレットの強い集魚効果は彼らのようなゲストすらも無差別に寄せてしまう事は分かり切っていたので、ジャミ対策としての意味合いも含めた今回のウキのチョイスでしたが、高い浮力を備えたウキですらヘラ同様に引きずり込む状況ではジャミとヘラのアタリを判別する事がが出来ません。しかしながら、今までの釣りの中で表層にはジャミの群れ、その下にはヘラブナのタナがといった構図がおぼろげながらに見えていたため、エサ付けを工夫してタナまで持たせる作戦に変更。上手くジャミの層を抜けつつもヘラのタナでカラツンとならないようにエサを開かせるには、ジャミの量やヘラブナの寄り具合をイメージしてエサの微調整を繰り返えさなくてはならないため骨が折れました。ジャミの猛攻がキツかったので、途中で1度、通常の両ダンゴに切り替えてみましたが、ヘラの反応は瞬く間にスローダウン。今日のキーはやはり、ペレット系のエサを調整してジャミとヘラをコントロールする部分にあったと言えるでしょう。

真夏の人気管理釣り場 千葉県 野田幸手園釣行の釣果と振り返り

長い竿を出した時点で釣果の優先はしませんでしたが、魚影も濃くてウキは良く動いてくれました。後半は人気管理釣り場らしい気難しさもあり、エキスパートが足繫く通う理由がなんとなくわかりました。

前半は思い通りの展開となりましたが、後半はエサの調整や魚のコントロール等、気難しさを感じました。ちょっとの違いが大きく釣果を左右する部分はやはり人気管理釣り場といったところですが、チョイスした長竿やペレット系のエサは結果的に正解だったと思います。本当は野田幸手園名物のレンギョを密かに狙っていましたが釣れませんでした(笑)。お楽しみは次回に取っておく事とします。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

出典:野田幸手園様

14時過ぎに幸手園のオヤジさんに声を掛けられ、色々聞かれたので素直に答えたところ、身元がバレました(笑)。釣りのペースを見て86枚の釣果を設定してくれましたが、期待にはあと1歩及ばずのところで納竿となりました。

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