前回の椎の木釣行から約1ヶ月。本格的な寒さが訪れる前に今月も椎の木湖へ挑戦しようと考えていましたが、年の瀬という事もあり、なかなかスケジュールを調整する事が出来ずにいました。冬の椎の木は正直得意ではありませんが、今日行かなければ年内はタイミング的に苦しくなってしまう事から、今回は半ば強引にスペシャリストの巣窟である 椎の木湖 へ。
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2023/12/18 埼玉県 椎の木湖 フィールドデータ
天気は快晴でしたが、今日は10年に1度の最強寒波襲来となりました。前々日は雨、前日は強風とコンディション的にはベストではありませんでしたが、一筋縄ではいかない部分も椎の木の魅力と言えます。
当日のフィールドデータ
2023/12/18 9:00~15:30
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:12℃ 前日より2℃上昇
水温:10℃
水質:平常よりクリア気味
水量:平水位
風 :無風
当日の水色。ここ最近の椎の木は透明度が高めです。
今回の釣り座は545番。たまには3号桟橋にしようかな?と思いましたが、冒険出来ませんでしたw。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
後半の抜きセットで使ったウキ達。小さなセッティングの差が大きく結果を左右する抜きセットに結果はいかに!?
スタート時セッティング
竿:12尺
ウキ:PCトップ7㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.8号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・10㎝ 下・50㎝
ハリ:上 オーナーばり バラサ7号 下 オーナーばり へら軽玉3号
最近の釣果では浅ダナ、チョーチン、段底と、様々な釣りで結果が出ている椎の木ですが、先週~今週の天候を考えると、少し深めのタナが安定しそうだったためチョーチンセットをメインとしました。竿の長さは9~12尺が候補でしたが、今朝の異常な冷え込みを考慮して12尺からスタートしました。
本日のエサとブレンド
今回のエサは普段チョーチンでセットでメインとしているブレンドパターン。ウキの動きを見て手直ししやすく、対応力もピカイチです。
水温や最近の状況を考えればまだまだ持たせ系のエサが有効だと考え、エサのチョイスは普段チョーチンセットのベースとしている基本的なブレンドパターンからスタート。コントロールしやすく、ウキの動きを見ながら調整しやすい特性は、どんなシチュエーションでも効果的です。
粒戦:0.5(50cc)
とろスイミー:0.5(50cc)
セットガン:1(100cc)
水:2(200cc)
~5分吸水~
セット専用バラケ:1(100cc)
セットアップ:1(100cc)
BBフラッシュ:1(100cc)
クワセは今回も自家製の力玉大粒さなぎ漬けをメインにノーマルサイズと大粒を使い分けしました。
実釣開始
1ケタ台になりそうでならないここ最近の水温。今日もギリギリの10℃台でした。
もっと早く釣りを始めたかったのですが、今日は朝から用事があり、椎の木釣行としてはややスロースタート。前日の釣果ではトップの方が19枚とかなりシブい様子でしたが、釣り場に着いてビックリ!9割近くの方が段底をしています。その風景を見て「あぁ・・そういう感じなんだ・・・」と早速何かを悟ります(笑)。水深5mを超える5号桟橋で、周りの釣り人は20尺近い長竿を振り回す中、私だけ12尺と中途半端なチョーチンセッティングは違和感満載で目を引きましたが、個人的にはそこまで深いタナにヘラブナはまだ落ちていないだろうというのが私のイメージであり、チョーチンをメインに据えた最大の理由です。これまた異様なまでに竿の曲がらない段底連合に不安を覚えつつもエサを打ちを開始し、最初の反応が現れたのは15分後。弱いなりにもチクッと入る喰いアタリには可能性を十分感じる事が出来ました。ところが1時間ほどで1ボール打ち終えて釣れた枚数は5枚。(それでも段底と比べたら非常にハイペースw)時間が経つにつれてアタリの回数も強さも減り始めるチョーチンの展開に早くも疑問を感じます。魚影の濃い椎の木ならば釣りが合っていればもっと強い反応があるはず。なんというか魚が寄っていない感じがするだけでなく、アタリの回数も強さも少ない12尺チョーチンではこのまま続けても1日かけてポツポツ拾う事が精一杯。しっかりとパターンにハメて釣り込むには何かしらを変更して仕切り直す必要があります。時間は11時。2時間ほど釣りをした感覚ではヘラブナのタナはもっと上のイメージだったので、9尺か10尺のチョーチンも選択肢となりましたが、これから水温も上がってヘラの活性はもっと上がるだろうと、思い切って今回は(今回も)メーターセットを試してみる事にしました。
浅ダナ(メーター)セットのセッティング
竿:8尺
ウキ:PCトップ5㎝ボディ(クワセをつけて4目出しセッティング)
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.8号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上・0.5号10㎝ 下・0.5号50㎝
ハリ:上 オーナーばり バラサ7号 下 オーナーばり へら玉釣3号
開始当初はエサを持たせて釣るつもりだったので5㎝ボディのPCトップをチョイス。ヘラブナからの反応が返ってくるまで、多少時間が掛かりましたが、魚が寄り始めるとチョーチンには無い力強い喰いアタリが連発。バラケが抜けてから強くアタるパターンに、ウキのセッティングを4目出しのセッティング→3目出しのセッティングに変更すると、1時間/7枚前後のペースで釣れるようになります。釣果を伸ばすポイントはサワリの有無をしっかりと見極めること。食い気のあるヘラが近くにいる場合は必ず仕掛けが煽られて3目よりも下の目が出てきます。この状態ではバラケが落ち切った後でもしばらく待っていると強い喰いアタリが高確率で出るため待ちのパターン。反対にバラケが抜けてナジミ切ってもアオリが出ない場合は、浅ダナらしく早々に見切って打ち返す事が重要でした。
15枚を釣った時点で時刻は13時。このペースで釣り込めば40枚位は釣れそうな勢いにひとまず安心しましたが、午後に入ってからはカラツンが目立ち始めます。お手本のようなアタリにドンピシャのタイミングでアワセてもカラツン。同じアタリで前半はほとんど100%の確率でとらえていたのに、後半は全くハリ掛かりしません。ハリスの長さを50→40㎝まで2㎝ずつ詰めても、ハリのサイズを2号に落としたり、4号に大きくしたり、ハリスの太さを0.3号まで落としたり・・・最後はクワセも変更し、バラケも作り直してみましたが効果は全くありませんでした。時間ギリギリまで試行錯誤を繰り返しましたが、結局原因はわからず、釣果も急ブレーキが掛かったまま、納竿となりました。
カラツン地獄で大苦戦! 12月の埼玉県 椎の木湖の釣果と振り返り
当初の最低目標としていた20㎏に届かない釣果でしたが、結果は8位。全体的にはシブい1日でした。
非常に厳しい1日でしたが、竿頭の方はチョーチンで40㎏の釣果でした。後半の失速が悔やまれますが、それもまたへら釣りの醍醐味と言えるでしょう。今回のカラツン地獄は原因不明ですが、今思えばハリスをもっと長くしてみるべきだったかもしれません。もしかすると、あのタイミングでまたチョーチンに戻せば面白い展開だったかも。次の予定は1月。それまでは、近場の釣り場で自らの釣技に磨きを掛けたいと思います。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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