釣行記

2024/06/13 人気管理釣り場とライトホタ 埼玉県 加須吉沼釣行記

今回の平日休み、加須吉沼に行って知り合いに借りた10尺を試してみる事だけは決まっていました。数も型も申し分ないこの時期の加須吉沼なら竿の使用感や実釣性能など十分に試す事が出来るでしょう。10尺という長さならカッツケからチョーチンまで自由自在。決まっていないのはどんな釣りをするか?という部分ですが、とりあえずは釣り場の雰囲気を見て決めようと、もはや第2のホームグランドと化した 加須吉沼 へ。

2024/06/13 埼玉県 加須吉沼 フィールドデータ

曇りベースの1日でしたが、時おり覗く晴れ間はすっかり夏の装い。ジメジメとした蒸し暑い日でした。

当日のフィールドデータ

2024/06/13 9:30~14:30
天候:曇り時々晴れ 前日は晴れ
気温:27℃ 前日とほぼ同様
水温:25℃
水質:クリア
水量:少し(10㎝ほど?)増水
風 :午前中は弱い西風。午後からは時おり少し波立つ程度の東風

水色はかなりクリア!!まるで山上湖のように高い透明度でした。

水温はついに25℃を突破。水中も梅雨を飛び越して夏を迎えようとしています。

釣り座は中央桟橋東寄りの155番を選択。少し水深のある釣り座を選んだのはまだ浅ダナかチョーチンか迷っていて、万が一の場合、すぐチョーチン両ダンゴにシフトチェンジ出来るようにとの魂胆です。(笑)

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

太いボディに太いパイプが浅ダナホタの基本。大きなバラケをしっかり持たせつつ、素早くタナに入れて踏ん張れる浮力が求められます。

今回使用した竿と仕掛け

竿:10尺
ウキ:パイプトップ7㎝ボディ(太パイプ仕様)
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・8㎝ 下・28~40㎝
ハリ:上 オーナーばり バラサ9号 下 オーナーばり リグル6号

今回はゴリゴリのホタというワケではなく、釣り場や魚の活性に合わせたホタベースのライトなセッティング。強い集魚力+高活性だけどダンゴにはイマイチ飛びつかない気難しいヘラブナに口を使わせるホタらしい特徴を上手くミックスアップさせた釣りとしました。ウキはホタらしく強気の太パイプ仕様。セット用ウキの延長とも言えるややショートなパイプトップはクワセを付けた状態で7目中5目出しでエサ落ちのセッティングとし、高い浮力が自慢のウキをものともせず消し込むような強い喰いアタリを狙います。

本日のエサとブレンド

ホタでは定番となるほとんどマッハなブレンドパターンが基本。状況によってBBフラッシュを追い足ししました。

ホタと言えばマッハという事で、今回はほとんどマッハのみの王道パターンで様子見する事に。ヘラの寄り具合やアタリの出方によってはエサを少し小分けにしてBBフラッシュで調整しました。

バラケマッハ:8(800cc)

BBフラッシュ:0.5~1(50~100cc)

水:2(200cc

クワセにはライトホタにベストマッチとなるお手軽な力玉ハードLを使用。途中でハードMも試してみましたが、アピール力不足なのかほとんど反応は得られず、ホタらしいアタリが出たのはハードLだけでした。

実釣開始

ホタだからといってバラケが大きければ良いというワケではありません。ウキの動きやヘラの寄り方でバラケのサイズや付け方を微調整する事が本当に重要。ダイナミックに見えるホタ系の釣りですが、実はイメージしている以上に繊細です!!

昨日までの晴天真夏日予報が朝起きてみたら薄っすらと雲の掛かった曇天。いきなり予定外となりましたが30℃を超える真夏日よりは釣りもしやすく過ごしやすいだろうと楽観的に考えていました。この時期~梅雨明けくらいまでの曇天はヘラブナが非常に気難しくなるタイミング。活性は高いものの本命のダンゴやクワセには無反応となる状況に度々遭遇します。おそらくはコロコロと変化する気圧に合わせ、ヘラブナ達のコンディションも短時間で変化する事が原因と考えられますが、ここで上手くアジャストして釣果につなげられるかどうか?が重要となります。ここ最近はチョーチン両ダンゴ率の異様に高い加須吉沼。本日も例に漏れず80%以上の方が様々なタナのチョーチン両ダンゴを楽しんでいましたが、釣り座を決めて準備している最中でも竿を曲げている人は見かけませんでした。浅ダナメインで展開している人の方がウキの動きが活発なようですが、イマイチ捉えきれていない様子。今回使用する竿が10尺ということもあってチョーチン両ダンゴか浅ダナ(カッツケ)両ダンゴかしばらく迷いましたが、こんな時こそホタをやろうと思いつき、久しぶりに浅ダナメインのホタを試してみる事にしました。

★前回の浅ダナホタセットの記事はコチラ★

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先ずは高い浮力を持つ極太ボディ、極太パイプの専用ウキがどっぷりと深ナジミするように500円玉よりもひと回り大きなバラケを放り込みます。少し硬くボソッ気の強いバラケを練り込んだりするのではなく、ハリ付けする際の「圧」で強引に持たせるようにする事がポイント。ウキが沈没しようがお構いなしにサワリが出始めるまでは深ナジミしたら切って打ち返す切って打ち返すを繰り返していきます。両ダンゴとは違いバラケを1つハリ付けするだけで打ち返す事の出来るセット系の釣りは打ち返すスピードもハイスピード。ものの15分もしないうちにサワリが出始めたと思ったら、その2~3投後には水面にヘラが湧いてしまうような展開となりました。

非常に高活性な状況と厚く寄ったヘラブナ達にウキの動きは最高潮。ほとんどもみくちゃにされているようなウキの動きの中から喰いアタリだけを確実に拾っていきます。こういった状況ではウキの動きを正確に見極めていかに喰いアタリを拾えるか?がカギになりますが、この時期の浅いタナでのホタではこの部分が難しいところ。今回は振込み→深ナジミするまでに出る早いタイミングでの喰いアタリにだけにターゲットを絞り、狙い撃ちにしました。

実は今日、足元に群がるヘラブナ達に混じって1日中こっちを見つめてくるコイがいました。もう気になって気になって見つめ返しているうちにお手本のようなナイスな喰いアタリを15回は見逃してしましました。

オモリ負荷量の多いウキ+浅ダナでナジミの早い釣りながら、早いタイミングのアタリだけに的を絞った非常にハイペースで攻撃的な展開は釣果の伸びるスピードもハイペースで、もはや入れ喰い状態となりますが、やがてカラツンとスレが多発し始めます。カラツンよりもスレが目立つ展開にバラケに少し手水を打って水中での開きを微調整すると、一時的にスレは解消されたものの今度はヘラブナからの反応が1テンポ遅れ出したため、バラケを手水を打つ前の基エサに戻してひと回り小さく付けるようにしました。11時を過ぎた頃からは晴れ間も見え始めてヘラブナ達の活性はさらにヒートアップ。カラツンの頻度がさらに増えたため下ハリスの長さを40㎝から一気に36㎝まで詰め、そこから徐々に短くして最終的には28㎝としました。ホタ系の核となる肝心なバラケの方は500円玉よりも少し小さいサイズで落ち着きましたが、ダンゴに対するアタックが増えたために振込み後早いタイミングでバラケが開くようにあえて角張らせてラフ付けし、クワセとの同調が早まるように工夫する事で、最後までペースを維持することが出来ました。

人気管理釣り場とライトホタ 埼玉県 加須吉沼釣行の釣果と振り返り

今回も50枚はおあずけとなりましたが、加須吉沼のポテンシャルは十分に堪能する事が出来ました。釣果最優先で釣り込むんだったらカッツケ両ダンゴだったかな?あのコイさえいなければ釣果はもっと伸びたハズ!(笑)

知り合いから借りた最新式の高級ヘラ竿は軽くパワフルで、振込み精度も取り込み時のパワーも、釣り人への負担の掛かり具合も私の愛用している竿とは比べものにはなりませんでしたが、今日は久しぶりのホタで様々な再発見があったことが1番の収穫でした。しっかりとやり込んで「コツ」的なモノを掴むまでは難しい一面をのぞかせるホタ系の釣りですが、最強クラスのパワーセットとも言えるこの釣りの実力は間違いなく本物です。これから最も威力を発揮する時期に突入するので、近いうちにまたチャンスを見つけてトライしたいと思います。(バラケマッハの消費スピードが尋常ではありませんがw)

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 ★過去の加須吉沼釣行記はコチラ!★ 

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