釣行記

2024/05/16 底釣りレベルアップのキモとコツ! 群馬県 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)釣行記

「8尺前後の短竿チョーチンも魅力的だし、最近練習していない底釣りもやりたい・・・」毎度のことながらここ数日直近の休日にどんな釣りをするか迷っていました。チョーチンをやるなら加須吉沼、底釣りをやるならおばやんちかなー?とぼんやり考えていましたが、前日夜から降り始めた雨は当日の朝にも残ってしまい、私の気持ちは一気に底釣りモードに。休みだと言うのに早朝から会社のトラブル対応に駆り出されはしましたが、そんなことは早々に片付けて、大型のヘラブナが待つ海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)へ。

2024/05/16 群馬県 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち) フィールドデータ

雨は止みましたが相変わらずの曇天。午前中は風もなく小さいアタリもとらえやすい絶好の底釣り日和となりました。

当日のフィールドデータ

2024/05/16 10:00~14:30
天候:曇りのち晴れ 前日は晴れ
気温:21℃ 前日より4℃下降
水温:22℃
水質:平常
水量:平常
風 :午後から南向きの風。

当日の水色。前日から降り続いた雨の影響は無く、思ったよりも高い透明度でした。

水温は思っていた以上に高い22℃!昨日の雨は冷たい雨ではなく、季節を進める暖かい雨だったようです。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

細パイプのウキを使用し、バランスの底釣りでは王道と言えるオーソドックスなセッティングながらも細部にはこだわりってセットアップしました。こういった小さい積み重ねが釣果に直結する部分こそ、底釣りの醍醐味です‼

今回使用した竿と仕掛け

竿:18尺
ウキ:パイプトップ11㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上0.4号 ・40㎝ 下・0.4号 47㎝
ハリ:上下・オーナーばり バラサ5号 

おばやんちは長い竿が有利な管理釣り場。他の釣り人も少なく開放的なシチュエーションにせっかくだからと竿は長めの18尺をチョイス。ここまで長くする必要は全くありませんが、私のような「短竿」「宙釣り」がメインの釣り人にとって15尺を超える中~長竿は、意識して使わないと曲げる機会がめっきり減ってしまうので、チャンスがあれば積極的に登用するようにしています。

本日のエサとブレンド

今回は高活性じにめっぽう強いお決まりのブレンドパターンを使用。おばやんちの底釣りでは時として無敵の実釣性能を発揮する事があります。

おばやんちでは底釣りをする機会の多い私ですが、ハイシーズンの底釣りで欠かせないブレードパターンと言えばやっぱりコレ。仕上がりは少し硬めですが、基本通りボール内で小分けにし、手水を打って反応の良いタッチ感を探します。

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ダンゴの底釣り芯華:1(50cc)

ペレ道:1(50cc

水:1(50cc

実釣開始

ヘラが寄り、サワリが出始めたらエサは小さくハリがやっと隠れるくらいの大きさがベスト。(小指の爪くらい)手水を打って耳たぶくらいの柔らかさに仕上げたら、エアーを含ませるようにそっと丸めて、ハリ付けはチモトを少し抑えるくらいにすると、ヘラブナ達の反応は劇的に良くなりました。

釣り座は東側の中央よりやや北を選択しました。全体的に少し浅く、沖目まで続くフラットな地形はこの時期の底釣りにうってつけです。3本ほどで底が取れましたが、底釣りはそこからの微調整が非常に大切。細パイプのトップを持つウキは10目中7目でエサ落ちとし、完全にエサが落ちた状態でハリの重さが消えるようにセッティングにしました。這わせを気持ち多めに取ってナジミ幅は気持ち少なめの4目としたのは、隣に釣り座を構えていた常連さんが、今日は朝から釣りをして8時前にパタパタっと釣れた2枚だけだよ。と厳しい状況を教えてくれたので、喰い渋りを想定してアタリを取るよりも食わせる事を重視したため。近くの水田にも水を張り始め、初夏と言っても過言ではないこの時期に強いのはやっぱり浅ダナの釣りで、朝からコンスタントに竿を曲げていたのは圧倒的にメーター規定ギリギリで、両ダンゴやヒゲトロのセットを展開する人達でした。

まずはいつも底釣りのスタンダードとしている形からスタート。この時期の底釣りで私が基本としているのはハリス0.5号の上30㎝、下38㎝でリグル5~6号。今回も開始直後はこの組み合わせでした。エサ打ちを開始して30分もしない間にサワリが出始めますが、思うようにエサが持ってくれません。エサを少し練り込んで持たせようと試みますが、エアを抜いたエサは反応が悪く、ハリを変更して改善してみる事に。早速ハリをリグル6号→バラサ5号に変更し、様子を伺います。ハリを変更した効果で狙い通りエサ持ちはちょうど良い感じとなり、強いアタリも増えてきましたが、カラを引いてしまう確率が高く、次の手を模索。この時点で多発するカラツンの原因は活性の高いジャミのしわざだと思っていました。実際、足元には500円玉サイズのブルーギルがたくさんスタンバイしており、こぼれてくるエサを元気良く狙っている状態でしたが、しっかりとウキを返してくるにも関わらず、サワリなのか?アタリなのか判断しにくい反応に微妙な反応の連続に、思わず疑心暗鬼になってしまします。とにかく今はまだ情報が少ない状況だったので、底釣りのセオリー通り今度は2㎝ずつハリスの這わせを増やしていきます。這わせが多くなるとその分ハリスが緩むわけなので必然的にアタリも小さくなりますが、ハリスの這わせ幅を多くした途端、今度はスレ掛かりラッシュ。これは根本的なセッティングの問題だと気付き、現状の状況に合わせてハリとハリスの組み合わせをリセットしてみる事に。

ウキの動きを見る限り、今回のカラツンはおそらくハリスの太さと長さのバランスが原因。ハリスを0.4号とし、ハリスの長さも上40㎝、下47㎝(段差を詰めたのは、イメージしていたよりも底が平だったから)としました。ハリスをもっと長く、細くしたのは、軽い力でもヘラブナ達の口にダンゴが入りやすくするための一工夫。底を取り直し、仕切り直したセッティングには、今までとは全く違う反応が帰ってきました。

底釣りだからといって無理に粘らず、手返しの良い攻めた釣りとするため、ダンゴは極力柔らかく、コンパクトにハリ付けするようにしました。かなりアグレッシブでヤル気のあるヘラブナ達が強く寄っている状態ならこれで十分。ダンゴが着底してすぐのアタリ出しにフォーカスし、ウキが深ナジミしても、1分と持たずにエサが落ちてしまうエサ付けとしましたが、ダンゴが着底する寸前で強くサワリお手本のように1節返してチクッとアタる展開は、まさに狙い通り。途中、エサがあまりにも持たなくなってしまったため、2ボール目は芯華6:ペレ道4と配合比率を変更してアジャスト。本格的に風が吹き始め、微妙なウキの動きがとらえにくくなるまでは浅ダナを上回るような釣果となりました。

王道の底釣りバランス仕掛けで挑む! 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)釣果と振り返り

対岸の強ポジに鎮座する常連さん達が「20枚なんて夢のまた夢だよ!」と大きな声で話している中、ひっそりと30枚に迫る釣果を叩き出した私(笑)。非常に充実した1日となりました。

今日は勉強のため、様々なウキの動きに手を出してみましたが、普段ではサワリだろうとついつい見逃してしまうウキの動きでも実際に手を出してみたらしっかりハリ掛かりしたシチュエーションが何度もありました。隣の釣り座で同じような底釣りをしていた常連さんも、なぜ自分だけこんなに釣れるのか不思議がっていましたが、「ヘラブナの喰いアタリをしっかりアタリとして捉えられているかどうか?」の違いが釣果を積み上げるために1番大切な要因となりました。(実際にその常連さんも自分と同じくらいアタっている。ただサワリだと思いこんでいて見送っているだけ。)底釣りはハリやハリスのセッティングでアタリの出方はずいぶん変化します。サワリのような小さなウキの動きでも、しっかりとアタリとして表現出来る仕掛けのトータルセッティングをキッチリと出せるかどうか?が、底釣り上達には欠かす事の出来ない重要なキモとコツと言えるでしょう。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

最後までお読みいただきありがとうございました。

★おばやんちでの釣行記はコチラ★

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