連休最終日。ここ連日の釣行で道具に少し疲れが見えてきたので、今日は釣りに行かずに家でゆっくりとメンテナンスでもしようと考えていましたが、友人から「釣りに行こうゼ!」とお誘いを受けたため、結局釣りに行くことに。(←とは言いつつもまんざらでもないw)直近では田島池で良い釣りが出来たよ!と話したらぜひ行きたい!ということで2日連続で好調の 田島池 へ。
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2024/05/05 栃木県 田島池 フィールドデータ
今日も良い天気で絶好の釣り日和。昨日ほどの混雑はありませんが、ここ最近好調の田島池は今日もたくさんの釣り好きで賑わっていました。
当日のフィールドデータ
2024/05/05 10:00~15:00
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:29℃ 前日より2℃上昇
水温:22℃
水質:平常
水量:平常
風 :午後から強い東風&南風。ウキがナナメになるくらい。
当日の水色。今日は朝から通常通りの水質でした。
水温も昨日とほとんど変わらない約22℃。自ずと今日の釣果にも期待してしまいます。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
午後から多発したカラツンの正体はおそらく画像のような手のひらサイズのヘラブナ達。どストライクな喰いアタリにジャストミートで合わせてもハリ掛かりしないのは、小さな口で一生懸命ダンゴをついばんでいたからでしょう。
今回使用した竿と仕掛け
竿:15尺
ウキ:パイプトップ9㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上0.6号 ・30㎝ 下・0.6号 40㎝
ハリ:上下・オーナーばり バラサ5号
今日は長竿を振りたい気分でした。昨日良く釣れたセッティングをベースに今日の釣りを組み立てるなら、オモリを背負える量が多く、しっかりと振り込める浅ダナ用のウキを使う必要があります。せっかくパワーのあるパイプトップを使うならと、今日は少し重さのあるペレット系の釣りをする事にしました。タナは昨日同様60㎝程度からスタートし、エサ落ちは6目出しのセッティング。ナジミ際~深ナジミしきったタイミングでの強いアタリに的を絞ります。
本日のエサとブレンド
今日のテーマは「ライトペレ宙」昨日使ったブレンドパターンをベースにアレンジを加えました。
1ボール目は様子見も兼ねて昨日と同じブレンドパターンでスタートしましたが、2ボール目からはペレット系のエサをメインに据えたブレンドに変更。高活性な状況で有効となるペレット系のエサは今回使用した長めの竿との相性も抜群です。
カルネバ:2(400cc)
ペレ軽:1(200cc)
凄麩:1(200cc)
GD:1(200cc)
水:1.5(300cc)
※今日は乾燥が強かったため、ここに表示している半分の量でこまめに作りました。
今日はスタート時からヘラブナの活性が高かったのでブレンドにタナで開く性格のGDを使用。ナジミ際よりも仕掛けが落ち着いてからのアタリの方が結果が良かったので、狙ったタイミングまでエサを持たせる事も重要でした。
実釣開始
集魚効果抜群のペレットブレンドはヘラブナだけでなく様々な生物を寄せるご様子。ものすごいパワーで食い上げたアタリに渾身のタイミングで合わせたら正体はカメでした。
15尺の竿にペレ宙用としてパイプトップを換装したパワーのあるウキの組み合わせ。まるで最盛期を思わせる強気なセッティングでスタートした連日の田島池釣行。今日は周囲も釣れているようで浅ダナ、チョーチン共に良くウキが動いています。1ボール目は昨日と同じエサのブレンドで始めましたが、昨日よりウキが強いためか、イメージしていたよりもウキの動きは大人しい滑り出しとなりました。それでも30分ほど打ち返すと浅ダナ両ダンゴらしいパワフルなサワリが表現され始め、強い浮力を持つウキをバシバシと水中へ引き込んでいきます。昨日と比べてややアベレージサイズが小振りにはなったものの、1ボール打ち終えた際の手応えは十分。2ボール目は少し冒険して予定通りペレット系のエサにシフトチェンジする事にしました。
ペレット系とは言っても盛期のようなゴリゴリのペレットブレンドではなく、俗に言うライトペレットと言われる類のもの。ペレット系のエサは活性の高いヘラブナにとても有効ですが、出しどころを間違えると全く反応をもらえない諸刃の剣にもなりえます。少し心配でしたが2ボール目もヘラブナの反応は良好で、鋭い喰いアタリと共に順調に釣果を伸ばす事が出来ました。
状況が変わったのは午後に入ってから。15尺の竿でもかなり振込みにくいほどの風が吹き始めるとカラツンが多発し始めました。間違いなく喰いにきている強いアタリにしっかりとタイミングを合わせても釣果にはつながらず。時として東風、南風とコロコロと風向きを変える風は振込みの精度にも大きな影響を与えましたが、先ずはことごとく空振りするカラツンの原因を解消する必要がありました。
この時点でカラツンの原因と思われるのは以下の4つ
・ハリとハリスセッティングが合っていない
・エサの大きさと硬さが合っていない
・風の影響で仕掛けが引っ張られている
・ジャミの影響
先ずはハリとハリスのセッティングをチェック。定説通りハリスを上下とも2㎝ずつ詰めていきます。30/40あったハリスの長さを24/34まで詰めましたが状況は改善されず。ハリも5号から6号にサイズアップしてみましたが余計にカラツンがひどくなりました。あわててハリとハリスのセッティングを元に戻しましたが、カラツンの原因はハリ周りのセッティングでは無いようです。風の影響で仕掛けが張り過ぎているとヘラブナの口に上手くエサとハリが入らずカラツンとなることもありますが、こちらも竿を前に送って仕掛けを緩めても変化なし。残りはエサかジャミの原因です。
エサは少しずつ手水を足して柔らかくしていきながら、様々な大きさを試していきます。小さくエサ付けすると多少カラツンが改善されましたが、強いサワリにエサが持たず、釣りになりません。また、釣れてくるヘラブナが手のひらサイズの小型な魚体が多く、おそらくはこのあたりの複合的な要素がカラツンの原因だと考えられます。
私の考察ではカラツンの原因はたぶん小さなヘラブナ達。ペレットの強力な集魚効果は良型のみならず小型のヘラブナやジャミも多く寄せてしまったのでしょう。ジャミが小型のヘラブナだった場合、ウキの動きやアタリの出方は通常の動きと何ら変わりません。(同じヘラブナなので当然です。)クチボソやブルーギルでは力が無いのでパワーのある太パイプのウキを鋭く動かす事は出来ないし、小型のヘラブナ達が原因ならハリを大きくした途端にカラがひどくなったのもうなずけます。要はペレット系のエサを使ったばっかりに活性の高い小ヘラも寄せてしまい、アグレッシブな小ヘラ達が良型のヘラブナ達よりも先にウキを動かしていたのではないか?という見通しです。
その答えにたどり着いたのはラスト30分あるかないか?というタイミング。残り時間も少なかったので、試しにカクシン:3+カルネバ:1のやや集魚力が控え目なダンゴを50㏄だけ作って投入してみる事に。(カクシン単品ではなくカルネバを足したのはエサ持ちをupさせる目的)結果は直ぐに帰ってきました。さっきまでの苦戦がウソのよう。今までと同じウキの動きにタイミング良く合わせを入れればしっかりと良型のヘラブナが釣れてきます。最後の最後でカラツンの原因を突き止めたものの、パラソルが心配になるほどの強い風に釣りの精度を欠いて制限時間もいっぱい。今回は貴重な体験をして納竿としました。
長尺ライトペレ宙と初夏の風 栃木県 田島池の釣果と振り返り
昨日ほどではないにしても、十分釣れた部類に入るでしょう。曲げたいと思っていた竿も曲げる事が出来たし、有意義な連休でした。
対策はしていましたが、ここ3日でずいぶん日焼けしてしまいました。仕事に復帰したら「どこに行ってきたの?」と聞かれるのは避けられないでしょう。(←これを聞かれると何とも答えにくいのは私だけでしょうかw?)春というよりも夏に近い天候はヘラブナの活性を大きく跳ね上げて、ダイナミックな展開で面白い釣りが出来るようになりました。これからのシーズンは得意の強い釣りで楽しんでいきたいと思います。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
最後までお読みいただきありがとうございました。
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