連休2日目。相変わらず遠出をする気の無い私はいつも通りどこに行こうか悩んでいました。大本命はおばやんちですが、昨日の混雑ぶりを考えると釣り座を確保するのも厳しい状況でしょう。人災の面も考慮すれば釣果の面でも苦戦は必死。ノープランのまま突撃すれば貴重な休日を無駄にする可能性だって大いにあります。前日はチョーチン両ダンゴで有意義な釣りが出来たし、今日は浅ダナの両ダンゴかセットがやりたい気分。こんな時はハズレの少ないホームグランドの 田島池 がきっと受け入れてくれるだろうと、足を運んでみる事にしました。
Contents
2024/05/04 栃木県 田島池 フィールドデータ
おばやんちや砂利穴同様、連休中はどこの釣り場も混雑していますが、田島池も例に漏れず激混み状態。毎週恒例の例会も重なって人災必死な状況です。
当日のフィールドデータ
2024/05/04 9:30~15:00
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:27℃ 前日より3℃上昇
水温:22℃
水質:朝は少し濁り気味→平常へ回復
水量:平常
風 :時おり東風。
当日の水色。少し濁りが入っているイメージでしたが、水温が上がるにつれてクリアアップしていきました。
水温は約22℃。安定した適水温が長く続く状況は、浅ダナの爆発力を後押ししてくれるハズです。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
今日1日の状況を通して考えると、パイプトップよりもPCの方が有利な状況と言えましたが、アグレッシブな魚が増えた後半はパイプトップの高い浮力が必須の状況となりました。
今回使用した竿と仕掛け
竿:12尺
ウキ:パイプトップ6㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上0.6号 ・30㎝ 下・0.6号 40㎝
ハリ:上下・オーナーばり バラサ5号
思っていた以上に混み合う田島池に、人災を考慮して竿はやや長めの12尺で様子を見てみる事に。私の場合、オモリ負荷の少ない浅ダナ両ダンゴ用のウキ(今回使用したのは6㎝ボディのパイプトップ)を正確にコントロールするには12尺が精一杯となります。ウキのセッティングは6目出しでエサ落ちのセッティングとし、タナは60㎝程度からスタート。通常より長いパイプトップでナジミ際~深ナジミしきった状態での喰いアタリを的確にとらえていきます。
本日のエサとブレンド
今回は終始いつものブレンドパターンで通しました。水を少し多く入れ、後から浅ダナ1本を差し込むようにする事が今回のキモでした。
とりあえずはいつものブレンドパターンでスタートしましたが、最終的にはウキの動きを見ながら少し手水を打ってタッチ感を整えるだけで見本となるような強烈な喰いアタリを量産する事が出来ました。
カルネバ:2(400cc)
バラケマッハ:1(200cc)
凄麩:1(200cc)
水:1.5(300cc)
浅ダナ1本:1(200cc)
今回のエサのキモは水を多めに入れた後に締めエサとして浅ダナ1本を追い足しする事。わざわざ生麩を追い足しする事でヤワネバなタッチ感は変えずに水中でのダンゴの開きとふくらみを強化します。ヘラブナが本調子となる盛期ではウワズリの原因となりますが、ダンゴのシーズンが始まったばかりの時期や終了間際の晩秋には有効なテクニックとなります。
実釣開始
今日も定番化した釣り座(100番)でのスタート。時おり風が当たって釣りにくい場面もありましたが、風が抜けるポジションは水の動きも大きくて魅力的に見えました。中央桟橋で激戦を繰り広げる例会組と対面した状態での釣り開始です!
珍しく10時前にスタートしたGW2日目。釣り始めはどことなく不穏な滑り出しとなりました。浅ダナメインでやっている人は数名いるものの、ほとんどの人が短竿チョーチンのセッティングで、ダンゴとセットが半々の割合でした。いつにも増して混み合ってはいましたが、竿を曲げている人はほとんどおらず、池全体の水が何だか少し濁っていました。スピーディーにテンポ良くエサを打ち返していくと30分ほどでサワリが出始めますが、サワリもアタリも弱くイマイチ釣りが合っていない感じがします。「もしかしてセット時合なのかも・・・」と弱気な考えが脳裏をよぎりますが、とにかく1ボールを打ち切ってから考えようとガマンの時間を過ごします。
田島池はタナの規定が無いのでとりあえずウキ下は60㎝程度の設定で、とにかく基本通りに。ヘラブナをタナに呼び込むために少し大きめのダンゴをコンスタントに打ち込んでいると、次第にウキに表現されるサワリの大きさがだんだんと活発になり始めます。ナジミ際のウケも出始めて1ボール目を打ち終える頃になると小さいながらも本命らしいアタリで連続して2枚の釣果を獲得。2ボール目はチョーチンにしようかちょっと迷いましたが、1ボール目を打ち切る頃に感じた手応えを確かめるためにそのまま浅ダナ両ダンゴを強行する事にしました。
もし仮に、2ボール目の浅ダナ両ダンゴが不発気味ならば、エサを少し手直しするだけでチョーチン両ダンゴにシフトは出来ますが、周りの釣り人が少しタナを取った釣り方で苦戦している状況を見ればチョーチン両ダンゴに変更したところおそらく結果は同じ。時間が経つにつれて調子を上げてきている浅ダナは今後爆発する可能性を十分に秘めていると言えるでしょう。
そんなポジティブな思考で楽観的に浅ダナ両ダンゴを続けること約2時間。2ボール目を半分打ち終える頃には朝の状況がウソみたいに思えるほど状況が好転し、強烈な反応が続くようになります。
振込んでからウキが馴染むまで待ちますが、どっぷりと深ナジミさせてもらえる事はほとんどありません。だいたいがナジミ際で強烈な喰いアタリが出るか深ナジミする寸前で消し込むかといった状況。釣れるサイズも尺前後を中心に型が揃い完璧と言える展開で、浮力の弱いPCトップのウキではパワフルなサワリに持ちこたえる事は出来なかったでしょう。ナジミ際でのアタリがメインだったのでダンゴの滞空時間を増やそうとハリスセッティングを上35/下45㎝に伸ばしましたが、展開が1テンポ遅くなるだけで特別反応も変わらなかったため直ぐに元に戻しました。昨日のチョーチン両ダンゴと同じく、エサの硬さや大きさにはセレクティブな部分がありましたが、手水を打ちながら調整を続けると最後までアタリは途絶える事がなく、浅ダナ両ダンゴらしい圧倒的な釣果を残すことが出来ました。
混み合うフィールドを正統派浅ダナ両ダンゴで攻略! 栃木県 田島池の釣果と振り返り
スタート時はややもたついたものの、最終的にはイメージしていた以上に良く釣れました。周囲が苦戦する中で良型がコンスタントに釣れた浅ダナ両ダンゴは、本日最も正解に近い釣りだったハズです!
今シーズンはどことなく攻め切れないと感じる釣りばかりでしたが、今日の釣りは久々に会心の釣りが出来ました。良型が多く混じる(というか良型がメイン)展開で、1枚だけ椎の木でも大型と言えるようなビッグサイズのヘラも釣れました。連休最終日はどこに行こうかまだ未定ですが、この調子だとまた田島池に遊びに行ってしまうかもしれません(笑)。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
最後までお読みいただきありがとうございました。
★田島池での釣行記はコチラ★