最近の週末と言えば私のようなスロースターターでも比較的良い釣り座に恵まれ、数釣りも楽しめる田島池が定番化していましたが、昨年末に放流された新べら達の影響か釣れるヘラブナ達のアベレージサイズがやや小ぶりになってしまい、少しマンネリ化してきました。他の釣り場で候補を上げるなら真っ先に思い浮かぶのはおばやんちですが、今の時期のおばやんちなんて5枚釣れれば御の字の難易度。数もサイズもそこそこ見込め、週末の昼前でもそれほど混雑していない近隣の釣り場と言えば砂利穴が思い浮かび、今回は久しぶりに行ってきました 砂利穴 へ。
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2024/02/24 群馬県 板倉の砂利穴 フィールドデータ
晴天無風で絶好の釣り日和に恵まれた当日の空模様。晴れ渡った天候とは一転、非常に厳しい1日となりました。
当日のフィールドデータ
2024/02/24 11:00~15:00
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:12℃ 前日より8℃上昇
水温:10℃
水質:平常
水量:平常より60㎝程度減水
風 :午後から弱い南の風
久しぶりの砂利穴。水の透明度は普段からこの位だったと思います。
水温はピッタリ10℃で予想以上に高い状況でした。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
厳寒期の砂利穴で手堅く釣果を伸ばすなら抜き系の釣りが有効。ムクトップで繊細なアタリを捉えやすい、やや小ぶりなウキをメインにしました。
スタート時セッティング
竿:8尺
ウキ:PCトップ5㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.6号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上・0.5号10㎝ 下・0.3号60㎝
ハリ:上オーナーばり バラサ6号 下オーナーばり へら玉釣2号
このタイミングでの砂利穴釣行で、一番有望だとイメージしていた釣りは短竿を用いたチョーチン抜きセットの展開。比較的足元から水深のある砂利穴ではヘラが岸側に居着いている事も多く、過去の実績も十分すぎるほど。久しぶりの砂利穴攻略は手堅い釣りからスタートして様子を伺う作戦です。
本日のエサとブレンド
抜きセットのバラケはいつも常用している実績抜群の黄金ブレンドを使用。
セットのバラケにはいつも抜きセットで使用するブレンドを採用。高実績のブレンドパターンを使い、手加減無しで挑みます。
粒戦:1(100cc)
粒戦細粒:0.5(50cc)
サナギパワー:1(100cc)
水:2(200cc)
~7分吸水~
セット専用バラケ:1.5(150cc)
セットアップ:1.5(150cc)
クワセはいつもの自家製のさなぎ漬け力玉(大粒)と通常サイズを使い分け。激シブな状況だった今回は、正直なところ使い分けの効果は実感出来ませんでした。
実釣開始
比較的小規模で閉鎖的な釣り場である砂利穴は、外的な要因で釣れる釣れないが極端に変化する釣り場。厳寒期にはその厳しさが一層際立ちます。
砂利穴は私が駆け出しの頃、良く通った釣り場。(もう1か所はもちろん田島池)初心者だった私にとってチョーチンの釣りが有効な釣り場は他に無く、足繫く通いました。底の状態がそれほどよろしくないので底釣りには向きませんが、比較的素直なヘラブナは尺前後の良型が揃っています。絶好調の砂利穴は正月でも両ダンゴで釣れるほど高活性となりますが、閉鎖的で水の動きが少ない砂利穴は、水の良し悪しでヘラブナの活性が大きく変わるため、この時期の釣行はけっこうイチかバチかの部分があります。私がこの時期の砂利穴に行かないのはココの部分の理由が非常に大きく、釣れない時は何をやっても釣れなくなってしまうからです。
前置きが長くなりましたが、今日の砂利穴はまさに「釣れない日」そのものでした。調子の良い時は厳寒期でも30分ほどで反応がありますが、今日の砂利穴は前日の急激な冷え込みのせいか全く反応がありません。1時間以上コンスタントに打ち返してもサワリすら無い状況。12尺で底が取れる砂利穴ですが、底ギリギリの深いタナでやっている方もメーターピッタリの浅いタナでやっている方も同じ様に無反応な状況は、今日という日の厳しさを物語っています。しばらくはバラケの大きさや付け方、下ハリスの長さや太さを変えたりして反応を探りますが、午前中に抜きチョーチンで釣れた枚数はわずか3枚のみ。一向に打開出来ない状況に釣り方を変えてみる事にしました。
浅ダナメーターセットのセッティング
竿:9尺
ウキ:PCトップ4㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗ヘラ スーパーフロロ道糸GL0.6号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上・0.5号10㎝ 下・0.3号60㎝
ハリ:上オーナーばり バラサ6号 下オーナーばり へら玉釣2号
午後からは心機一転、得意の浅ダナで勝負する事に。ハイシーズンの砂利穴は特に浅ダナが有効で、その爆発力は厳寒期でも効果的となる事が多くあります。道糸に極細のフロロを使用したカリカリの浅ダナ用セッティングは、私の切り札的存在。極限状態にシブい厳寒期において幾度となく活躍してくれました。厳しい状況でこそ真価を発揮する奥の手を頼りに釣りを再開しましたが、反応はほとんど変わらず・・・この時期は水温の上がる午後から浅ダナの時合を迎えることが多々ありますが、今回は若干サワリが増えた程度。チョーチンよりは期待の持てる展開となりましたが、最終的には浅ダナで4枚追加して納竿となりました。
浅ダナ&チョーチンで大苦戦!! 群馬県 板倉の砂利穴釣行の釣果と振り返り
超絶シブい釣果で終わりましたが、これでもおそらくぶっちぎりの竿頭(笑)。釣れた方でも2~3枚の釣果で、半数以上の釣り人がボウズでした。
1日を通していろいろ試しましたが、反応が好転する事はありませんでした。チョーチンよりは浅ダナの方が有利だとは思いますが、釣りの難しさは圧倒的に浅ダナの方が上でした。サワリが極端に少ないばかりか、思い出したように釣れる展開は再現性も薄く、釣果を伸ばすための法則や理論は発見出来ませんでした。もう少し良い時期に入ったら再挑戦しようと思います。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
群馬県 板倉の砂利穴へのアクセス
砂利穴は群馬県板倉町となっていますが、実際的な栃木県藤岡市になります。私が良く出没する「おばやんち」の直ぐお隣です。
▪住所:〒〒374-0111 群馬県邑楽郡板倉町海老瀬群馬県邑楽郡板倉町海老瀬6108
▪営業時間:日の出~日没まで
▪釣り料金:1日1000円(釣り座集金)
▪交通:東北道、館林ICを降りて国道354号を板倉方面へ。信号名小保呂の交差点を左折し、県道367号へ入りしばらく直進。左手にセブンイレブン板倉ニュータウン店のある交差点を左折し県道373号線へ。板倉川を渡り、3つ目のT字路を右折(看板あり)。1つ目の側道を入るとあるのが砂利穴。(最寄IC:東北道・館林IC)
主な規定:竿規定は無し タナ、第一オモリ上部より浮子止めゴムまで1m以上(メーター規定)