釣行記

2024/02/03 段底リベンジマッチ! 栃木県 田島池釣行記

思うような釣果を残せなかった前回の釣行。結果は散々でしたが、いろいろ発見がありました。今日は週末ということもあり元から田島池に行こうと考えていましたが、どうせやるなら早速前回の経験をフィードバックしつつ、さらに精度重視で繊細な段底を試してみようと決めていました。ちょうど試してみたいウキもあったことからリベンジマッチを兼ね、いざ 田島池 へ。

2024/02/03 栃木県 田島池 フィールドデータ

今日の田島池は週末恒例の例会開催+一般のお客さんも多く、ほぼ満員状態。連日の悪天候と人災でヘラブナの反応は終日シブい状況となりました。

当日のフィールドデータ
2024/02/03 10:30~14:30
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:9℃ 
水温:6
水質:やや濁り気味
水量:平常
風 :無風

当日の水色と水温。釣り座は中央桟橋西向きの23番にしました。ここ2、3日強い季節風が吹いたためか、水質は少し濁り気味でした。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

上:今回試した新しいウキ 下:前回紹介した田島スペシャル

今日メインとしたウキは、前回田島池で段底を試した際に使った田島スペシャルよりも繊細で小さなウキ。浮力の弱いウキはバラケのコントロールに気を使いますが、その分水中の状況を事細かに伝えてくれます。

スタート時セッティング

竿:9尺
ウキ:グラストップ6㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.6号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上・0.4号15㎝ 下・0.3号60㎝
ハリ:上オーナーばり バラサ6号 下オーナーばり リグル3号

田島池で竿いっぱいの底取りなら9尺がベストチョイス。8尺でも仕掛けとハリスを伸ばせば、天々でなんとか取れますが、かなり窮屈となり逆に操作性が落ちます。ある程度乱雑に振込みをしても半ばオートマチックに高精度な段底を展開できるセッティングが今回のコンセプト。長い釣行時間の中で集中出来る時間は限られています。極力負担を減らして、釣りの「精度」を上げていきます。

本日のエサとブレンド

ブレンドパターンは前回同様、2ボールに分けてエサを作り、組み合わせて使っていきます。

今回もエサ作りは「分割方式」を採用。エサBは少し多めに作り、少しずつ追い足すとタッチ感を長時間維持する事がかんたんになります。

【エサA】

ヤグラ:1(100cc)

段底:1(100cc)

水:0.5(50cc

【エサB】

セット専用バラケ:2(200cc)

水:0.5(50cc

【エサC】

粒戦:0.5(50cc)

水:0.5(50cc

※エサCの粒戦は計量カップなどで水を吸わせておき、エサAとエサBを混ぜ合わせる時一緒に投入する。

クワセは段底で定番となっている力玉ハードⅡのさなぎ漬けをメインで使用。後半は喰い渋りのため通常サイズの力玉さなぎ漬けも併用しました。

実釣開始

今回の釣行では「手水禁止」が1つのキーワードとなりました。バラケのコントロール性を上げるために手水を打ってしまうとエサの開きが変わり反応が途絶えました

昨年秋から断続的に新べらを放流しているので魚影も濃く、厳寒期でもそれなりにヘラブナが相手をしてくれるからかいつになく人の多い田島池。ここ最近ではここまで混雑している状況を見たことがありませんでした。この時期、田島池で鉄板となるのはやっぱり段底。80%程度の釣り人が段底(残りはほとんどちょい長竿の両グル)でしたが、周りの釣り人よりも釣果を重ねるなら同じ事をするのではなく、ちょっとした工夫や秘策が必要です。特に今回のように強烈にシブく、混雑している時には1枚1枚をいかに積み重ねられるか?が重要となりますが、今回はそんな状況を打開するための秘密兵器として新しいウキを用意してきました。まるでチャカウキのように小さく、グラストップを備えた小さなボディは、少々心もとないですが、厳しい状況で数少ないアタリを拾うのにはうってつけのスペックと言えます。浮力の弱いウキはバラケのコントロールにやや気を使うものの、まずはウキが沈没してしまうほどしっかりとした大きさのバラケを投入し、寄せる事に徹します。振り向けばズラリと並ぶ例会組の面々。この状況で寄せ負けるワケにはいきません。寄ってきた貴重なヘラブナは確実に足止めしてクワセに誘導出来るように。けれども底荒れはしないようにキッチリ水中と底の状況をイメージしながら釣りを続けます。1日を通してサワリですら数える程しかありませんが、バラケをアレコレいじりながら反応を伺っていきます。乾燥した空気のせいか、非常にボソッ気の強いバラケはまとまりが悪かったので手水を打ってバラケのコントロール性を高めますが、手水を打つとサワリがぱったりと止まってしまいます。手水を打つと水中でのバラケの開き方が変わってしまうので、今日は手水を禁止して、パッサパサのバラケを指の圧で強引にエサ付けしていきます。サワリが出ている状態なら釣果につなげる事が出来ましたが、バラケが落ち切っても待つべきか?打ち返すべきか?基本的な方向性もわからないほど魚からの反応が無い状況は最後まで変わらず、2ボールを打ち切った時点で納竿としました。

段底リベンジマッチ! 栃木県 田島池釣行記の釣果と振り返り

リベンジマッチのつもりがフィールドコンデションの変化と人災で非常に厳しい1日となりました。

田島池は魚影も濃く通年を通して良く釣れる釣り場というイメージでしたが、今回ばかりは状況が違いました。フィールドのコンデションも悪く同じタイミングで開催されていた常連組の週末例会ではトップ釣果が5枚という結果でしたが、何よりも人災が非常に強く、魚が怯えているように感じました。釣果を重ねるなら短竿を使用した精度重視の釣りよりもある程度長い竿で沖に出し、両グルなどで手堅く釣った方が良い反応が得られたような気がします。初めて使ったウキの方はまずまずといった感じですが、やはりピーキーな使用感でした。状況によっては強力な武器となりそうです。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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