釣行記

2024/01/18 抜きチョーチンで挑む! 1月の埼玉県 椎の木湖釣行記

毎月恒例となっている椎の木釣行。今月はいつ行こうか悩んでいました。1月は年間を通して釣り場のコンデションが最も厳しくなる季節。少しでも日取りを間違えれば釣果は天と地ほども開いてしまいます。特に椎の木は数ある管理釣り場の中でも最高峰の設備を整えた釣り場であると同時に難易度そのものも高い管理釣り場。月1回の椎の木湖行釣行は私にとってちょっとしたごほうび的な意味合いもあり、絶好の釣行機会は外す事が出来ません。数日前から日々の天気と釣果を確認し、行ってきました 椎の木湖 へ。

2024/01/18 埼玉県 椎の木湖 フィールドデータ

当日の空模様。私の休日は完全にランダムですが数日前からの入念なリサーチの結果、風もなく釣りやすい日を選ぶことができました。

当日のフィールドデータ

2024/01/18 8:00~15:30
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:12℃ 前日より2℃上昇
水温:6℃
水質:平常よりややクリア
水量:平常
風 :終日ほぼ無風

水質は少しクリア気味。魚影の濃い椎の木ですが、浅いタナにヘラは見えませんでした。

水温はギリギリの約6℃台。この水温がヘラブナにどう影響を与えるのか・・・。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

今日の釣行は、最近主力としているライトセッティングのチョーチンをメインに据えた戦略。他の釣り場では良い実績を残しているこの釣りが、果たして高難易度の椎の木に通用するかどうか?

スタート時セッティング

竿:8尺
ウキ:グラストップ5㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.6号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上・0.5号10㎝ 下・0.3号60㎝
ハリ:上オーナーばり バラサ6号 下オーナーばり へら玉釣2号

8尺か9尺か?竿の長さは正直悩みました。今回は最近好調な短竿ライトセッティングのチョーチンが椎の木にどのくらい通用するのか確かめたかったため、この釣りからスタートすることは決めていましたが、魚の反応が良さそうなタナは正直わかりませんでした。低水温=深場が安定という釣り人特有の心理は私にもわかりますが、「寒い時こそアグレッシブな魚は浅いタナにいる」というのが私の持っている独自の見解。段底で深いタナを攻めている方々がイマイチ攻めあぐねているという状況もあって、今回は思い切って8尺からのスタートとしました。

本日のエサとブレンド

エサはいつも抜き系の釣りで愛用している黄金ブレンドパターンを使用。

使用したセットのバラケは、いつもの抜きセットで使用しているブレンド。厳寒期の釣りで絶対的な実績を誇る不動のブレンドパターンは、こんな時こそ頼りになります。

粒戦:1(100cc)

粒戦細粒:0.5(50cc)

サナギパワー:1(100cc)

水:2(200cc

~7分吸水~

セット専用バラケ:1.5(150cc)

セットアップ:1.5(150cc)

黄金ブレンドに合わせるお供のクワセは、これまた個人的に絶対的な信頼を置いている自家製のさなぎ漬け力玉(大粒)を使用しました。

実釣開始

今回の釣り座は350番。はじめはいつも通り5号桟橋で釣りをする予定でしたが、3号桟橋が思っている以上に空いていたので、人災を考慮して3号桟橋を選択しました。

釣果にムラの出やすい厳寒期に効果的なライトセッティングの抜きチョーチン。ここ最近はすっかり主力となり、様々な釣り場で安定した釣果を出してくれていますが、屈指の人気管理釣り場である椎の木湖にどのくらい通用するのか?は私自身も興味がありました。先ずはヘラブナの活性や状態を確認するために、バラケの大きさや開き具合を調整しながら反応を探っていきますが、魚からの反応はほとんど帰ってきません。魚影の濃い椎の木湖において全くサワリの無い状況は正直根本的に何かが間違っている合図。バラケが合っていないのか?タナが合っていないのか?はたまたあまりの低水温で魚が動けないだけなのか?情報が少ない現段階では有効な一手がわかりませんが、ヘラブナからの反応が出るまでは、リズムを守ってコンスタントに打ち返していくしかありません。水温の低い場合はバラケを打ち過ぎてしまうのも魚を遠ざける要因となってしまいますが、時間の経過とともに浅いタナ特有の爆発的な釣果の訪れるタイミングが来ると信じて釣りを続けます。段底をメインに釣りを組み立てる方々がポツリポツリと竿を曲げるたび、釣りを変えるべきどうか悩みますが、見ないフリして釣り込むこと約1時間。思い出したように少し返したウキが直後に1節ほど入った小さいながらも力強さのあるアタリで釣れたヘラブナは、ほとんど抵抗する事も無く、すんなりとタモにおさまりました。

ヘラブナがバラケ周辺にいる場合は必ずサワリが出ます。逆を返せばサワリない時はヘラブナが周囲にいない何よりの証拠。サワリが出ればほとんどが喰いアタリにつながりますが、釣れる場合はほとんど単発で、その1枚を釣ってしまうと次の魚が寄ってくるまでサワリが無くなってしまいます。釣れ続かない状況に途中バラケを持たせてみたり、極端に小さくつけてみたりしますが現状は打開出来ず1ボール目が終了。この時点で釣れた枚数は5枚でした。釣りを続ける中で何となく魚が遠いイメージを強く感じたため、試しに竿を8→9尺に変更。少し深いタナを探る作戦にシフトすると少しずつサワリが増えはじめました。

ポカポカ陽気に誘われて、椎の木湖マスコットキャラクターのネコ達も活動的。椎の木にはネコちゃんが何匹いるか知ってます?

釣りにペースが生まれ始めたのは10:30を過ぎたあたりから。釣りをしていてもポカポカ陽気を感じられ、マスコットキャラのネコ達も活発に活動し始めた頃、ヘラブナ達の活性も確実に上がり調子となって毎回のようにサワリ→アタリがもらえるようになりました。低水温期のヘラブナにとって30㎝の移動でも時間の掛かる大移動となるため、振込む度に同じ場所でバラケが開くよう、精度を重視した振込みを心掛けます。バラケの煙幕の中にしっかりとクワセが入るよう意識していくとサワリからのアタリにつながりますが、打ち込む場所が少しでもズレると魚からの反応が途絶えてしまいます。そこそこパターンが見え始め、良い反応が帰ってくるようになると今度は少しずつカラツンが混じるようになってきます。下のハリスを60㎝→58㎝→56㎝→54㎝と詰めていくとカラツンが解消されましたが、昼過ぎになると今度は下ハリが煽られてナジミが入らない状態に。下ハリスをさらに50㎝まで短くしてハリを2→3号にサイズアップし、ハリの重さを利用してナジミが入るようにするとしばらくは力強いアタリとともに良いリズムで釣れ続きましたが、2時間も立たないうちにまたカラツンが頻発。下ハリスを48㎝まで詰めると今度はサワリが全く無くなってしまったため、下ハリスは50㎝に戻してハリをへら玉釣より軽いへら軽玉釣に変更すると、しっかりとナジミが入りつつも、だんだんとヘラブナの口をとらえるようになりました。不可解なカラツンは最後まで0とはなりませんでしたが、残り1時間は厳寒期とは思えないかなりのハイペースでヘラブナからの反応をもらう事が出来ました。

抜きチョーチンで挑む! 1月の埼玉県 椎の木湖釣行記の釣果と振り返り

本日の結果は8位。釣れない時間も多く、一筋縄ではいかない釣行となりました。

月1回の椎の木釣行では、ついつい釣果を先行させた「1人例会」状態となってしまいますが、今回も同じ様な展開となってしまいました。1日を通して釣れるには釣れましたが、釣れない時間の方が圧倒的に長く、結果的には辛うじてポツポツと拾う状況になってしまいました。トップ釣果の方は12尺のチョーチンという事でしたが、ヘラブナのタナをいち早く見極める能力、釣れない朝の時間帯を打開する事が今後の課題と言えるでしょう。これから2月に入りさらに厳しさを増す厳寒期。冬特有の激シブで繊細な釣りはまだまだ楽しめそうです。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 ★過去の椎の木湖釣行記はコチラ!★ 

2023/12/18 カラツン地獄で大苦戦! 12月の埼玉県 椎の木湖釣行記前回の椎の木釣行から約1ヶ月。本格的な寒さが訪れる前に今月も椎の木湖へ挑戦しようと考えていましたが、年の瀬という事もあり、なかなかスケジ...
2023/11/22 チョーチン&浅ダナセットで奮闘!! 埼玉県 椎の木湖釣行記月に1度くらいは椎の木に行けるように心掛けていますが、今月は終盤に差し掛かっているにも関わらずまだ足を運べていませんでした。12月になれ...
2023/10/09 10月の秋雨攻略! 埼玉県 椎の木湖釣行記前日からの大雨予報に釣りに行くべきかどうか?とても悩みましたが、先週は行けなかったため我慢しきれず釣りに行くことにしました。 この...
こちらの記事もおすすめ!