今日は最近お気に入りの加須吉沼へ行こうと決めていました。数も型も十分見込める加須吉沼は老舗の管理釣り場らしく気難しい一面もありますが、底釣りからカッツケまで様々な釣りで釣果が見込めます。ヘラブナ達にも変なクセも無く、上手な人から釣果が伸びる素直なところも大きな魅力。年始最初の3連休は大人しく仕事をこなして、本日は密かに楽しみにしていた新年1回目の 加須吉沼 へ。
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2024/01/09 埼玉県 加須吉沼 フィールドデータ
当日の空模様。天気には恵まれましたが、今朝は‐4℃まで冷え込みました。
当日のフィールドデータ
2024/01/09 10:00~15:00
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:10℃ 前日より2℃上昇
水温:7℃
水質:平常よりややクリア
水量:平常
風 :終日無風
昨日、一昨日は強風でしたが、変な濁りも無く絶好の釣り日和となりました。
水温は約7℃。思っていたよりもかなり高い水温でした。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
本日はグラストップのウキをメインに使用。繊細なアタリを大きく表現してくれるこの時期の必須アイテムと言えます。
スタート時セッティング
竿:10尺
ウキ:グラストップ7㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.6号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上・0.5号10㎝ 下・0.3号50㎝
ハリ:上オーナーばり バラサ6号 下オーナーばり へら玉釣2号
タックルセッティングはナイロン0.6号の道糸をベースにしたセッティング。ナイロンラインをメインにしたのは浮力の弱いグラストップの浮力をカバーするため。また、浮力の強いナイロンラインは落とし込みの際のスピードをゆるやかにしてくれるのでクワセのチャンスを最大限に演出してくれます。
本日のエサとブレンド
今日は抜きセットで多用するブレンドを使用。浅ダナでもチョーチンでも抜きの場合はこのブレンドしか使いません。仕上がったエサは手水を多く打って、振り込めるギリギリのベチョベチョな状態で使用します。
使用したセットのバラケは抜きセットで鉄板としているブレンドパターンをチョイス。ここ数年、タフな厳寒期で高い実績をおさめている黄金ブレンドは信頼度も抜群です。
粒戦:1(100cc)
粒戦細粒:0.5(50cc)
サナギパワー:1(100cc)
水:2(200cc)
~7分吸水~
セット専用バラケ:1.5(150cc)
セットアップ:1.5(150cc)
クワセは自家製のさなぎ漬け力玉大粒を使用。通常サイズのさなぎ漬けも使いましたが大粒の方が好反応でした。
実釣開始
釣り座は260番。15尺いっぱいで底の取れる釣り座を選んだのは段底をやろうと思っていたからですが、池全体を通して底付近は魚の活性が低めでした。
午前中は段底をやっていました。今朝は冷え込みも強く、本格的に霜が降りたので底付近の釣りは正直少し不安でしたが、その不安は見事に的中し1ボール打って釣れたのは2枚。2ボール目も半分ほど打ち終えたところでサワリも法則性もなく、行き当たりばったり感の強い段底をこのまま続けるべきどうか悩んでいました。隣の常連さんの話に聞き耳を立てると昨日の釣果は1枚。最近はチョーチンが好調との事でしたが、竿を曲げている人は確かにチョーチンセッティングの方がほとんどだったため、昼過ぎからチョーチンにシフトしました。段底をやっている時から、仕掛けのナジミ方等を見て魚の位置が少し高いな。とは感じていましたが、まずは10尺のチョーチンからスタートして様子をみる事に。しばらくは基本通り打ってみるものの、どことなく反応はイマイチで、魚はいるけど少し遠い感じがしました。活性の高い魚が入ってくると下ハリのナジミ際に弱いサワリが出る事から下ハリスの長さを50→60㎝に変更。ウキは3目出しだったセッティングを2目出しに変えてナジミ際の反応に全集中していくと、今までは無かった「ウケ」や「アオリ」と言った反応が多くなりました。しかしながらナジミきってしまうと全く反応が無くなってしまう事から魚の位置はまだ高いと判断し、思い切って今度は竿を10→8尺にチェンジ。(ウキも7㎝ボディ→6㎝にチェンジ)低水温期はどうしても深いタナの方が安定するように感じてしまうため、より浅いタナをメインに据えるのはある意味勇気が必要ですが、今回は8尺に変更したことで、より多くの反応が出るようになりました。
抜きセットですが、魚が寄って来たのを感じたらバラケを少し小さめに、キレイにハリ付けする事が魚からの反応を得るポイントでした。
ヒットパターンはほとんどナジミ際。下ハリスがナジんで行く際の小さなスピード変化をとらえる展開になりました。ナジミきってしまってもサワリがあるようなら1~2回誘いを入れて反応を伺います。ハリスが少し長めなのでカラも多かったのですが、少しでも詰めてしまうと反応がガラッと変わり、音沙汰が無くなってしまったため下ハリス60㎝は1つの正解だったと言えるでしょう。バラケを打ち込んだ真上にウキを立てる事も非常に重要なファクターで、厳寒期らしくバラケとクワセをしっかりシンクロさせないと釣果に直結しませんでした。残り1時間はヘラブナ達の活性も上がり調子だったためか、数自体は少ないながらも常に自分のタナにヤル気のある魚を呼び込む事に成功し、カラを交えながらも終始反応をもらい続ける事が出来ました。
攻撃的チョーチン抜きセット炸裂! 埼玉県 加須吉沼釣行記の釣果と振り返り
後半のチョーチンセットで追い上げましたが20枚には届かず・・・それでも吉沼全体を通して見れば釣果に恵まれた方だと思います。
今日のコンディションを振り返れば、釣り方自体は今の加須吉沼のポテンシャルを1番引き出せる釣り方だったと思います。反応が薄ければ直ぐに切って早いタイミングで打ち返す大胆さと厳寒期らしい繊細さが表裏一体となった展開は、数こそ伸び悩んだものの、得たものも多く、満足度は高いものとなりました。正直なところ大雑把な性格の私にとって、繊細な抜き系釣りはそれほど得意というワケではありませんが、今回の経験はまだまだ続く厳寒期の強力な武器となってくれそうです。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
★過去の加須吉沼釣行記はコチラ!★