釣行記

2023/09/18 夏の底釣り両ダンゴ 群馬県 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)釣行記

「底釣りがしたいな。」

休みを迎える数日前からどことなくそう思っていました。

季節や魚の状況を考えると、浅ダナをメインに釣りを組み立てた方が釣果は伸びますが、どうしても抑えきれない自分の「底釣り欲求」を満たすために本日は海老瀬フィッシングセンター (おばやんち)へ。

常連の方々にとっては海老瀬フィッシングセンターという正式名称よりも、「おばやんち」といった通称の方が通ります。完全に数よりも型が狙える釣り場として非常に高い人気を誇り、ヘラのアベレージサイズは1枚/㎏前後。本日も様々な地域からウワサを聞いたお客さんが駆けつけており、ほぼ満席の賑わいを見せていました。

2023/09/18 群馬県 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち) フィールドデータ

当日の空模様。本日は記録を取り始めてから、最も遅い猛暑日だったそうです。

当日のフィールドデータ

2023/09/18 7:00~14:00
天候:晴れ時々薄曇り 前日は晴れ
気温:35℃ 前日と同様
水温:28℃
水質(濁りや水の色):平常
水量:平水位
風 :時間によってそよ風程度。方向はその時による

当日の水色。前回遊びに来た時は緑色の水(アオコ)でしたが、だいぶクリアアップしています。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

ウキの動きを見て状況を判断する事がヘラブナ釣りの基本。特にアタリが小さくなりがちな底釣りでは、ウキ自体の性能やレスポンスも問われます。

スタート時セッティング

竿:18尺
ウキ:パイプトップ12㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・30㎝ 下・37㎝
ハリ:上下オーナーばり リグル6号

※竿は最近出番の無かった18尺を使用。タナは2本程度(だいたい2mちょっと)なので、その気になれば12尺でも十分底取り出来ますが、おばやんちは人災も強く、魚がやや沖目にポジションを取るので、長尺の方が有利になります。

本日のエサとブレンド

エサは高活性時に効果的な高集魚タイプをベースとした組み合わせ。芯華+ペレ道って実は底釣りのエサをとして非常に優秀な組み合わせなんです。

本日は集魚力抜群のペレットベースのダンゴを底釣り用にアレンジしたものを使いました。


ダンゴの底釣り芯華:1(100cc)

ペレ道:1(100cc

水:1(100cc

※水はエサ:2水:1の比率をベースとしていますが、このままでは少々硬く仕上ります。少し手水を打った方がエサのコントロールもしやすくなり、エサ付けもイメージ通りに出来るようになるので、お好みでタッチ感を調整してください。

先生
先生
コチラのブレンドパターンについては、下記の記事で詳しく解説しています。
集魚力最強!イヤでも釣れるヘラブナ底釣りエサのブレンド紹介とその使い方年間を通して高い人気を誇る両ダンゴの底釣りは、釣り場のシチュエーションや魚のコンディションに左右されにくく、常に安定した釣果を約束してく...

実釣開始

今日の底釣りはヘラのいる時といない時がハッキリしていました。ていねいにエサを打ち続け、そばを通ったヘラを足止めして拾って行くイメージ。完全に「待ち」の釣りでしたが、サワリ→アタリに上手につなげるかどうか?がカギでした。

さて、実釣開始。この時期のヘラブナはほとんど底についていないと思われるので、まずは「寄せる事」に集中します。打ち始めはやや大きめなエサをややラフに、開きを良くするために角をつけながらを意識します。おばやんちは魚影こそ決して薄くはないものの、他の管理釣り場や釣堀と比べれば魚は少し遠いイメージ。サワリが出始めるまではエサ落ちまで待たず、着底→馴染んだウキが2~3節返してきたら切って打ち返す。といった手返し重視のアグレッシブな戦略で時合を作ります。

エサを打ち始めて30分するかどうかのあたりで、少し雰囲気が出てきます。ジャミなのか?何なのか?ウキがフワフワしたり上げたり下げたりし始めます。もしこれがヘラブナのサワリであるのならまだまだ魚は遠い感じだったので様子を見ていると、だんだんとウキにそれらしいサワリが出てきました。パラソルの位置を変えようと、よそ見をした瞬間の「カチッ」としたアタリ。へら釣りって意外とこんなモノです。次は確実に仕留めるためにエサへ手水を打って柔らかくした後、食わせ重視の小粒のダンゴを投入すると、今までと比べて明らかにウキを返して来るスピードが違います。今度は見送らないように注視しているとエサ落ち1歩手前の節で底釣りらしい1節返してからのカチッとしたアタリが入り無事に本日の1枚目をゲット。底釣りらしい金色でキズの無い重厚な魚体は、美しささえ感じます。
その後も追加を狙いエサ打ちを続けますが、15分ほどすると違和感を感じます。ウキが返して来なくなったり、馴染まなくなったり。ヌルーとスローに消し込んでみたり、突然ピョコンと跳ね上がってみたり・・・おかしなと思いつつも、底釣りらしからぬズバ消しアタリに思わず反応してみると・・・カメです!しかもシャーシャーフィーフィー言って相当怒っています。ヘラがどことなく遠巻きになっていたのはコイツが原因でしょう。嚙みつこうと躍起になっているカメの口元へ落ちていた小枝を近づけ、枝に夢中になっている間にハリを外してお帰り頂きました。

その後はもう一度エサ打ちを再開。狙った位置へ毎回エサが着底するようにていねいにていねいに打つ事を心掛けて行くと、ポツポツとですが魚が相手をしてくれるようになりました。途中で1度タナがボケてしまったので、より魚からのサワリ、アタリにリニアに反応するよう道糸を張らせ気味にするセッティングに変更し、本気モードで釣り込む体制へ。

夏の底釣り両ダンゴ 群馬県 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)の釣果と振り返り

数の出にくい管理釣り場ですが、㎏前後の良型が、決してベストシーズンとは言えない底釣りでこれだけ釣れれば良しとしましょう。対岸のお父さんは浅ダナでボコボコに釣ってましたが・・・

基本的な事をどれだけていねいに続けられるか?今日はこれが重要でした。ウキの動きで水中の状況をイメージし、正解の方向へしっかりとアジャストする。調整が上手く行かないと魚の気配やサワリが無くなってしまいますが、対応出来れば回遊してくるヘラの足止めに成功し、断続的にサワリ、アタリが続きます。サワリだけで喰いアタリが出ない原因は何なのか?エサなのか?ハリのサイズなのか?ハリスの長さなのか?全体的な仕掛けのセッティングなのか?・・・ウキの動き1つで原因を見抜くにはスキルと経験が必要ですが、底釣りの奥深さ、面白さを再認識した1日でした。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

最後までお読みいただきありがとうございました。

群馬県 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)へのアクセス

▪住所:〒〒374-0111 群馬県邑楽郡板倉町海老瀬
群馬県邑楽郡板倉町海老瀬6108
▪営業時間:日の出~日没まで
▪釣り料金:1日1000円(釣り座集金)
▪交通:東北道、館林ICを降りて国道354号を板倉方面へ。信号名小保呂の交差点を左折し、県道367号へ入りしばらく直進。左手にセブンイレブン板倉ニュータウン店のある交差点を左折し県道373号線へ。板倉川を渡り、2つ目のT字路を右折。右側に
あるのが海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)(最寄IC:東北道・館林IC)

主な規定:竿規定は無し タナ、第一オモリ上部より浮子止めゴムまで1m以上(メーター規定) オカメ禁止、フラシ使用禁止

★海老瀬F.C(おばやんち)の釣行記はコチラ!★

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