釣行記

2023/09/11 盛期のペレ宙攻略 栃木県 田島池釣行記

しがないサラリーマンである私は、基本週末に1日、平日に1日お休みを頂いています。

子供もある程度大きくなり、手の離れ始めた現在は、毎週へら釣りに没頭する日々を過ごしていますが、子供は学校、嫁はパートのある平日は家族全員が家を出てからこっそりと釣りに行くのが我が家のルール。

そんな暗黙のルールもあり、本日も家族全員を送り出したあと、時間的な都合から自宅から1番近い管理釣り場である 田島池 へ。

田島池は魚影、へらのサイズ共に申し分なく、初心者の方からベテランまで幅広い釣り人におすすめ出来る管理釣り場です。カッツケ~底釣りまで様々な釣りが楽しめ、週末には例会が開かれる事も多い場所ですが、私にとっては少しの時間があれば遊びに行ける1番身近な管理釣り場。釣果を伸ばすために行っているたくさんの試行錯誤や、おかしな実験も、このフィールドのヘラブナ達が実験台となっています。(笑)

2023/09/11 栃木県 田島池 フィールドデータ

当日の空模様。まだまだ残暑は厳しいですが、秋らしい高い空には夏の積乱雲とは違う、特有の雲が広がっていました。

実は私、「良くわからないけどたくさん釣れた」とか、「釣れなかった」というのが嫌いなんです。出来るだけ詳細なデータ集め、釣れた・釣れなかったの原因はしっかりと探るようにしています。

当日のフィールドデータ
2023/09/11 10:00~15:00
天候:曇り 前日は晴れ
気温:34℃ 前日より2℃低下
水温:29℃
水質:平常
水量:平水位
風 :午後から東風、水面が少し波立つ程度

当日の水色。数日前にまとまった雨が降ったせいか、だいぶ透明度が上がっています。この変化が釣果にどう影響するか・・・

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

重いペレット系のエサを自在にコントロールするには高い浮力をキープ出来るしっかりとしたウキが必須。馴染み際のアタリを取る事も多いので、ストロークのあるパイプトップがベストになります。

今回は盛期らしくペレット系のエサを使った釣りをやろうと思っていました。比較的重たいエサを使って展開するパワフルなスタイルにはそれなりに強いセッティングが必要です。

スタート時セッティング

竿:12尺
ウキ:パイプトップ9㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・20㎝ 下・28㎝
ハリ:上下オーナーばり バラサ6号

竿はペレ宙らしく田島池ではやや長尺となる12尺を使用。タナはメーター~1本半までを幅広く、反応の良いタナを探ります。田島池はカッツケもOKな釣り場のため、状況によってはメーターを切る浅ダナ攻略も視野に入れています。

本日のエサとブレンド

ペレット系のエサって個性が強いので、ブレンドするエサを選ぶ傾向があります。基本はペレット特有の強力な集魚効果を活かしつつ、持たせる・開かせるの調整を思い通りにコントロール出来れば、爆発的な釣果が待っています。

本日はペレット系ベースの浅ダナ両ダンゴのため、ペレ軽をメインとしたブレンドに仕上げました。

ペレ軽:2(400cc)

凄麩:1(200cc)

BBフラッシュ:1(200cc)

GD:1(200cc)

水:1(200cc

先ずはこのエサで、池のコンディションと今日の方向性を探って行きます。

※ペレット系のエサに凄麩をブレンドしているのはエサに「軽さ」と「ボソ感」が欲しかったから。今年はボソの効いたエサが好調なためオールマイティーな性格の凄麩をチョイスしました。

実釣開始

エサの大きさはやや大きめが好反応。しっかりタナに入るように正確に振込む事も重要でした。

さてさて、前置きが長くなりましたが実釣開始。エサを打ち始めて3投目でウキが動きますが、エサが全く持ちません。少し練り込んでからしっかりエサ付けして振込んでみるも、アタリも弱くカラツンばかりで、どうやら表層にはジャミが待機しているようです。ヘラが寄ってくればジャミも少しは大人しくなるだろうと、エサを少し硬めに、そして大きめにして打ち続けているとジャミらしいアタリは少しずつ納まり、代わりにヘラブナらしい力強く大きなアタリに変化していきます。ウキが立つと同時に強いウケを出し、ナジミ始めた辺りで消し込むほどのペレ宙らしい強いアタリは、ハリ掛かりする確率も高く、しばらくはこのパターンで釣果を積み上げていきます。

しかしながらそのパターンも長くは続きませんでした。エサを打ち続けて行くとヘラの活性も上がり、魚が思い切り上ずってしまいます。ウキが立つ前に魚体に揉まれ、エサが持たないばかりか、スレアタリが多発するようになってしまったため、ハリを6号から7号へサイズアップ。ハリの重さでタナを安定させ、ハリのサイズでエサ持ち力をアップさせる作戦に出ましたが、イマイチしっくりこないためエサを作り替えることに・・・

ペレ軽:2(200cc)

ペレ道:1(100cc)

GD:2(200cc)

水:1(100cc)

凄麩の代わりにペレ道を入れたのは、エサに重さをつける狙いと、さらにペレット系の特有の集魚パワーを強化するために。BBフラッシュを抜いてGDを増やしたのも重さをつける目的と、GDのタナでふくらむ特性を活かして表層にいるジャミや上ずったヘラをかわし、タナを安定させるためです。

この狙いは見事に的中し、ウキが立ってからはしっかりと狙ったタナに入り、強いウケが出るように。そして深くナジみ切る前に強い喰いアタリが必ず出るような、理想的な展開となりました。カラツンが出たらエサが大きすぎるか硬すぎるサイン。ウキが深く馴染み切ってしまうと極端に喰いアタリが減ってしまうのでウキが馴染んでしまったら切って打ち返す。また、経時変化によってどっぷりとウキが馴染むまで持ってしまうようなエサになってしまったら手水で調整すると、コンスタントにアタリを出せるようになりました。

盛期のペレ宙攻略 栃木県 田島池の釣果と振り返り

数よりも型狙いのペレ宙ですが、これだけ釣れれば十分でしょう。1日の中でベストなエサのタッチやつけ方が目まぐるしく変わりましたが、上手くアジャスト出来た方だと思います。

とにかく今日はエサ付けが重要でした。ウキの動きを見ながらエサの大きさ、硬さ、つけ方を調整できるかどうかが釣果を伸ばす秘訣。少し水温が下がってくればもっとイージーな展開になりますが、盛期だからこそ効果的でエキサイティングな夏のペレ宙は、まだまだ楽しむ事が出来そうです。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

最後までお読みいただきありがとうございました。

栃木県 田島池へのアクセス

▪住所:〒327-0031
栃木県佐野市田島町863
▪営業時間:日の出~日没まで
▪釣り料金:終日一般1000円 高校生まで500円
▪交通:東北道、佐野藤岡ICを降りて国道50号を足利方面へ。田島高架橋(神谷橋)を過ぎたら、すぐ左手にある阿蘇クレーン前で側道に降りて直進すると、突き当りにあるのが田島池(最寄IC:東北道・佐野藤岡IC)

主な規定:竿は7~21尺まで(一部エリアでは5尺からOK)
タナは自由、生エサ禁止

★田島池の釣行記はコチラ!★

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