月に1度くらいは椎の木に行けるように心掛けていますが、今月は終盤に差し掛かっているにも関わらずまだ足を運べていませんでした。12月になればさすがに冬の釣りを強いられてしまうため、今日は前々から椎の木湖に行くと気合いを入れていました。
昨晩は遅くまで釣り具の手入れと準備をしていたのに、今朝は起きる予定だった2時間前に自然と目が覚め寝付けなくなりました。いつも見ているテレビ番組の占いはだいたい悪い順位ですが、今日は珍しく1位(笑)。11月22日は良い夫婦の日であると共に私達夫婦の結婚記念日でしたが、そんな事はお構いなしに行ってきました!日本屈指の人気管理釣り場である 椎の木湖 へ。
椎の木湖マスコット?のネコちゃんとも久しぶりの再会。独特の癒し顔で釣れない時間のすさんだ心を癒してくれます。
Contents
2023/11/22 埼玉県 椎の木湖 フィールドデータ
当日は絵に描いたような秋晴れでしたが、椎の木湖に着いた時点での気温は2℃。車にも周囲の畑にも本格的に霜の降りた寒い朝となりました。
当日のフィールドデータ
2023/11/22 8:00~15:30
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:18℃ 前日より3℃上昇
水温:15℃
水質:平常よりクリア気味
水量:平水位
風 :無風
当日の水色。先月来た時よりも水が澄んでいる印象。透明度が1mくらいありました。
今回の釣り座は550番。5号桟橋が個人的に好きというのもありますが、過去の釣果を公開している椎の木湖の釣果情報では5号桟橋が好調だった事もあり選択しました。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
「魚を少しはしゃがせ気味にして釣る。」今日はそのためのシビアなエサ付けが、椎の木湖のポテンシャルを最大限に引き出す重要なキーポイントとなりました。
スタート時セッティング
竿:10尺
ウキ:PCトップ7㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.8号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・10㎝ 下・50㎝
ハリ:上 オーナーばり バラサ7号 下 オーナーばり へら軽玉3号
浅ダナかチョーチンか?前日に少し迷いましたが、最近の釣果を見るとチョーチンセットの方が釣果も安定しそうだったので竿は10尺を選択し、チョーチンセットではじめる事に。ウキやハリ、ハリスの長さは、チョーチンセットをやる時のスタンダードなセッティングとしました。
本日のエサとブレンド
今回のエサは普段セットで使っているブレンドをチョーチン用にアレンジしたもの。ベーシックなブレンドパターンですが、魚の反応を見て手直ししやすいメリットがあります。
今回使用したブレンドパターンはチョーチンセットの基本と言われるようなベーシックなブレンドをチョイス。タナまでかんたんに持たせやすいだけでなく、手水や練り込み具合だけでバラケの開き方を調整しやすい特性は、魚の状態や釣り場の状況をいち早く知る事の出来るシンプルながらも自由度の高い鉄板ブレンドと言えます。
粒戦:1(100cc)
粒戦細粒:0.5(50cc)
セットガン:1(100cc)
水:2(200cc)
~5分吸水~
セット専用バラケ:1(100cc)
セットアップ:1(100cc)
BBフラッシュ:1(100cc)
今回のクワセは自家製の力玉大粒さなぎ漬け。継ぎ足し継ぎ足しを繰り返す秘伝の力玉はかれこれ1年以上前に仕込んだ一品。軽く変形し、締め込まれてひと回り以上小さくなった力玉は、エサ持ちと吸込みやすさが段違いです。
実釣開始
14℃台が続いた最近の釣行を考えれば、水温はほとんど横ばいと言える状況でした。
平日に8時から釣りをはじめるなんて、私としてはかなり気合いの入った今回の釣行。最近の釣果や傾向もチェックしていたため、どこで、どんな釣りをすれば釣果に期待が持てるのかは、だいたいイメージ出来ていました。先月から今月頭にかけて合計10tも放流(新ベらって1㎏/1000円が相場らしいですよ?)された新ベらも非常に魅力的でしたが、今回は純粋に釣果だけを突き詰めて見ようと思っていました。11月中旬以降、平日トップの平均釣果重量は約40㎏前後。1枚/㎏がアベレージサイズの椎の木であれば40枚が1つの目標と言えます。朝晩の冷え込みが強くなってきた最近の気温変化を考えれば、安定しやすいのは少し深いタナだろうと、10尺のチョーチンセットをメインとしました。
エサを打ち始めて最初の1枚目は3投目。どう考えても通りすがりのヘラがぐうぜん口を使ってくれたラッキーフィッシュが釣れて以降、30分ほどウキに変化はありません。左隣の方は新ベら狙いなのか、制限いっぱいの21尺両グルでビシバシ竿を曲げています。竿を曲げている多くの人はどちらかというと底付近を基準としたかなり深いタナをメインとしており、あまりの釣れなさっぷりに心が揺らぎますが、とりあえず今はガマンの時間だと自分に言い聞かせ、淡々とエサを打ち返していくと、9時を過ぎたあたりから少しずつウキが動きはじめます。バラケが硬すぎると開き方が気に入らないのか全くウキが動きませんが、手水を打ってタナまで持つか?持たないか?のギリギリまでバラケを柔らかくすると反応が大きくなりました。なんとなく今日の方向性が見え始め、3枚ほど追加してリズムを感じられるようになりましたが、なんとここで強烈なスレアタリに手を出してしまい痛恨のラインブレイク。先日冬の釣りを見越して1号から0.8号の道糸に張り替えた新品の仕掛けでしたが、ウキより下が全て飛ばされる再起不能のアクシデントにしばらくぼう然としてしまいます。スペアの仕掛けを引っ張り出してチョーチンを続けるべきか?長尺を出して気になっている両グルを試すか?いろいろ考えましたが、今回は穏やかな天候だった事もあり、前日にメイン候補として悩んだメーターセットを試してみる事にしました。
浅ダナ(メーター)セットのセッティング
竿:8尺
ウキ:パイプトップ5.5㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.8号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上・0.5号10㎝ 下・0.5号50㎝
ハリ:上 オーナーばり バラサ7号 下 オーナーばり へら玉釣3号
浅ダナのセットは私自身が最も得意とする釣りの1つ。これで釣れなければ素直に深いタナの両グルをやろうと思っていました。チョーチン用のバラケを手直ししてエサ打ちをはじめると、思っていた以上に早いタイミングで魚の反応が返ってきます。しっかりとしたサワリに小さいながらも力強いウキの動きに心なしか期待が高まりますが、活性がイマイチなのかパイプトップのウキでは捉えきれないような小さい喰いアタリばかりが目立ちます。どうしても手が出ない繊細な反応に対処するためにウキをパイプトップ5.5㎝→PCトップ6㎝に変更。キッチリと深くまでナジませ、チリチリと返すように打っていくと、少しずつヘラブナからの反応が増え始め、浅ダナ特有のスピーディーなリズムが生まれてきます。
日が昇り水面の水温が温まってくると、徐々にカラツンが目立ちはじめます。50㎝あった下のハリスを少しずつ詰め、45㎝にするとしばらくはズバズバと良いアタリが連発しましたが、30分もしないうちにまたカラツン。浅ダナをはじめた頃と比べ、明らかに魚がタナへはいって来ている状況でハリスをさらに詰めて40㎝にしましたが、やる気のある強いサワリの割には喰いアタリの出るタイミングが遅すぎる展開に、さらに下のハリスを2㎝詰めて38㎝にすると、振込み直後のナジミ際でしっかりとウケて、ウキが深ナジミした後にウキを消し込むような理想的な展開となって喰いアタリが連発しました。途中、あまりにもバラケを食うようになったので、もしやと思い1時間ほど両ダンゴを試しましたがこちらは全くの不発。午後からは魚がはしゃぎすぎるのをコントロールするためBBフラッシュをバラケマッハにチェンジ。(魚がはしゃぎすぎるとバラケが持たずにタナがぼやける。粒子が細かくBBより重たいバラケマッハを使って魚を落ち着かせる事を狙ったチョイス)さらに上ハリスも1㎝詰めてバラケの動きに制限を掛けると、かなり柔らか目に仕上げたバラケでも、しっかりとタナに入ってナジむようになり、深ナジミするかどうかのタイミングで喰いアタリ!というパターンを量産するようになりました。また、もう1つ重要だったのはエサ切りのタイミング。今回の浅ダナセットでは、バラケが完全に抜けてしまった状態や、しっかりとナジミが入らなかった状況でも、クワセが付いている状態なら必ずどこかでアタらせる事は出来ました。しかしながらバラケが抜けた状態ではサワリが激減し、再び強いアタリが戻るまで時間が掛かりました。必ずバラケが着いた状態で喰いアタリを出させる。常にサワリがある状態となるように、活性の高いヘラブナがはしゃぎ続けるように手返し良くエサが打ち続ける事が重要でした。1度サワリがなくなってしまうと、また1からヘラブナ達の活性を上げるためにエサを打ち続けなくてはならず、しばらく釣れない時間が続いてしまいます。刻一刻と変化する状況の中、上手にアジャストしながら、やる気のあるヘラブナ達が断続的に釣れ続くようバラケを調整して釣り続ける事こそが今日のキモだったと言えます。
チョーチン&浅ダナセットで奮闘!! 埼玉県 椎の木湖の釣果と振り返り
久々の竿頭となりました。昼過ぎの時点で思った以上にハイペースな展開となったため、途中から40㎏ではなく、50㎏を目標としました。
吉沼やおばやんちも好きですが、数も型もここまで狙える釣り場はやっぱり椎の木だけと言えるでしょう。入場料は少しお高めですが、その価値は十分にあります。3位の方は奇しくも当初やり通そうと思っていた10尺チョーチン。長尺の方が多くいましたが、思ったよりもシブい状況だったみたいですね。仲良くしてくれた隣のお父さんは段底で楽しんでいましたが、とても面白そうでした。次回はまた来月。本格的に寒くなる前に来れればと思います。
出典:椎の木湖様
椎の木湖のホームページで当日のリザルトを確認したら、2位の方とはなんと同枚数の重量勝ちでした。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
★過去の椎の木湖釣行記はコチラ!!★