2,3日前まで、今日は椎の木に行こうと考え楽しみにしていました。地道に節約をしてなんとか軍資金を貯めましたが、前日の天気予報で当日は大荒れ予報・・・今回のチャンスを逃すと明日からは家庭の行事がテンコ盛りでしばらく釣りにいけません。とりあえず朝の状況を見て考えようと思っていましたが、今朝は暗いうちから土砂降りの雨。布団の中からでもわかるほど、強く屋根を叩く雨音に、今日の釣りはあきらめて家でゆっくり釣具をいじっていましたが、心なしか少しずつ弱まる雨足に、居ても立っても居らずに仮想椎の木湖こと、 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち) へ様子だけ見に行く事にしました。(笑)
平日、荒天で今日のおばやんちはもちろん貸切。
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2023/11/13群馬県 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち) フィールドデータ
パッと見ると何だか良く分からないですが、当日の空模様です(笑)。ここまで荒れた天候下での釣行は奇しくも前回の椎の木釣行以来です。
当日のフィールドデータ
2023/11/17 10:30~15:00
天候:雨(時間帯によって土砂降り) 前日は晴れ
気温:14℃ 前日と同様
水温:14℃
水質:平常
水量:平常
風 :11時頃から強い東風。13時頃まで
当日の水色と水温。少しずつですが水温が下がりはじめました。今回の釣り座は強風を見越してトタン側にしましたが、思いっ切り読み違えて風が直撃する羽目になりましたw。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
今日もバラケの付け方、持たせ方が重要でした。ウキをどっぷりとナジませて少しずつ返すようにコントロールすると良いアタリが連発しました。
スタート時セッティング
竿:12尺
ウキ:パイプトップ5.5㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・8㎝ 下・40㎝
ハリ:上オーナーばり バラサ7号 下オーナーばり へら玉釣3号
おばやんちでの浅ダナは個人的に12尺がスタンダード。短竿とほぼ同様のコントロール性と十分なディスタンスは、普段から釣り人の多い釣り場で威力を発揮します。タナはメーター規定ギリギリの1mでアグレッシブに攻め込んで行きます。
本日のエサとブレンド
今日のバラケはシンプルに王道のブレンドパターンで勝負。ウキの動きを見ながら水の量や練り込み具合、付け方で状況に合わせていく作戦です。
セットのバラケは非常にシンプルで必要最低限のブレンドを使用しました。一通り用意はしましたが、水温低下や雨の影響も考えられたため、まずは基本ブレンドで状況を探ります。
粒戦:1(100cc)
粒戦細粒:0.5(50cc)
セットガン:1(100cc)
水:2(200cc)
~5分吸水~
セット専用バラケ:1.5(150cc)
セットアップ:1.5(150cc)
クワセは前回の吉沼釣行に引き続き、ド定番の力玉大粒(ノーマル)を使用。曇天のため見た目のアピールを狙ってチョイスしましたが、このクワセが後半戦で重要なターニングポイントとなりました。
実釣開始
今日は前回紹介したマスコットのネッコと雨宿りしながらの釣行となりました。
様子を見に来ただけでしたが、水辺に立つと釣り糸を垂らしたくなるのが釣り人の性。しかも私は水たまりを見ただけでもワクワクしてしまうほどのイカレたタイプの人間です。(笑)前回の釣行と比べ、少しずつですが確実に下がり始めた水温。しかしながら14℃の水温ではまだまだヘラブナ達の活性も高いだろうと判断し、しっかりとウキをナジませる方向でエサ打ちを開始します。日頃から人気の高いおばやんちで貸切状態となるのは珍しい事ですが、今日の天候とこれからの予報を考えれば、まともな判断が出来る釣り人ならまず釣りには来ないでしょう。雨はともかく、風だけは吹かないで欲しいな。と考えながら打ち続けたウキにサワリが出始めたのは30分ほどしてからの事。どっぷりとトップまでナジミ切ったウキが大型ヘラ特有の大きなあおりを受け始めると、エサの持ち方やナジミ方に変化が現れはじめます。沈没するほどしっかりとナジませると強い反応が出ますが、いかんせんウキが沈没しているような状況では強いサワリなのか喰いアタリなのか判断出来ません。すかさずウキの浮力を1ランク高いモノ(太さ5.6㎜、5.5㎝ボディ→太さ6.1㎜、6㎝ボディ)に変更し、同じ大きさのバラケを背負わせても2節ほど残るようなセッティングに変更すると、強いウケからの理想的な消し込みアタリで無事本日の1枚目をゲット。しばらくはこのパターンで釣果を重ねていきます。
状況が変わったのは11時を過ぎたあたりから。強い雨足と強烈な東風でまともな振込みすらままなりません。吹き込む雨でバラケが緩み、キーとなっていた深ナジミも上手く行かず喰いアタリの数が激減します。しっかりとエサを締め、理想的なナジミを出すためにエサへ手水を打ってセット専用バラケを50㏄追加。さらに少し押し練りを加えてエサ持ちを調整するとなんとかナジミ幅を出す事に成功しましたが、前半のような強いアタリとハイペースな展開は帰って来ることは無く、ポツリポツリと釣果を稼いでいると、今度は午後になって天気は急速に回復。朝から降っていた雨は上がり、その30分後にはやっかいだった風もおさまりはじめました。
このタイミングでバラケを作り変えて仕切り直し。釣りはじめと同じくナジミ幅を意識しながらていねいに打っていくと、魚の反応は戻りましたが、今度は怒涛のカラツン地獄。何度やっても改善しないカラツンに40㎝あった下のハリスを2㎝ずつ詰め、最終的には30㎝まで詰めますがなかなか好転しません。バッチリ喰っているような強いアタリでしたがカラツンとなっていたので、試しにクワセエサを変えてみる事に。ハリスの長さを40㎝に戻し、ハリのサイズを3号から4号に変更してクワセを力玉大粒→自家製のさなぎ漬け力玉にすると、今度はさっきまでのカラツンがウソのようにホイホイと乗るようになります。(ハリのサイズを変更したのはハリが小さすぎて掛かりが悪くなっているように感じたから。)おそらくは急激な天候の変化でヘラブナ達の活性が低下したことによる影響でしょう。残り時間はほとんど残っていませんでしたが、ギリギリで見つけた今日の最適解で、最後はほとんど入れ食い状態にする事が出来ました。
雨の浅ダナセット 海老瀬フィッシングセンター釣行記の釣果と振り返り
なんとか釣り切りましたが、途中で失速してしまった事が悔やまれます。貸切のチャンスを上手く活かす事が出来ませんでした。
今日の釣り人は終始私1人でした。はじめから荒れた天気になることはわかっていましたが、こんな日に釣りに行って良かったか?と聞かれれば、私は「良かった!」と答えます(笑)。なんだかんだそれなりに釣れましたし、勉強になることもたくさんありました。どちらかというと難易度高めのおばやんちですが、浅ダナ攻略は間違いなく効果的な釣り方の筆頭格。次回は釣れない時間がないような展開を目指したいものです。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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