釣行記

2023/11/11 底釣り両ダンゴ修行その2 栃木県 田島池釣行記

冬型の気圧配置が強くなるこの時期は、天候が崩れた翌日は決まって風が強く吹きます。今日は前回の底釣りリベンジをしようと前々から予定していましたが、案の定朝は釣りにならないくらいの強風。家の中にいてもその音で強い風が吹き荒れている事がわかるくらいの状況に本日の釣行は半ばあきらめていましたが、のんびり朝ご飯を食べていると風は少しずつおさまりはじめ、居ても立っても居られずとりあえず釣り場に行って見ることに。混雑しやすい土曜日でも比較的釣果にも恵まれやすく、自宅から最も近い釣り場。魚影もそれなりで練習になる釣り場と言えばやっぱり 田島池 だろうと、今回も底釣りのスキルアップを目指して釣りに行ってきました。

2023/11/11 栃木県 田島池 フィールドデータ

当日の空模様。天候は回復しましたが、終日強風が吹く1日となりました。

当日のフィールドデータ

2023/11/11 10:00~15:00
天候:晴れ 前日は曇りのち雨
気温:17℃ 前日より1℃上昇
水温:16℃ 前日より2℃下降
水質:平常
水量:微妙に増水10㎝程度
風 :終日西から強風

当日の水色。前回と変わらず。雨の影響は無いようです。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

今回もいつも通りパイプトップのウキを使っていましたが、途中でトップが折れてしまいました。(泣)それからは同ボディサイズのPCトップに変更し釣りを続けました。

スタート時セッティング

竿:18尺
ウキ:パイプトップ11㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・30㎝ 下・38㎝
ハリ:上下オーナーばり バラサ5号

今回も底釣りのスキル向上とレベルアップをテーマに釣りをしました。釣果よりも底釣りのメカニズムやコツを再度おさらいするための釣行です。終日風の強い1日でしたが、田島池としては長めの18尺をメインに使ったのは振込み精度とラインコントロールも上達を狙ったもの。底釣りにおいて釣果を積み上げるために大切なファクターの数々を再認識出来た事はとても勉強になりました。

本日のエサとブレンド

今回も底釣りド定番のブレンドを使用。前回と同じブレンドをベースにしたのは「エサの違いによる魚の反応差」を無くす狙いがあります。

「夏、冬、マッハ」の黄金ブレンドを今回もベースとして使用。不変のブレンドパターンは釣り場の状況を推し量るエサとして使いやすいだけでなく、あらゆるシチュエーションに対応してくれます。

ダンゴの底釣り夏:1(100cc)

ダンゴの底釣り冬:1(100cc)

バラケマッハ:1(100cc)

水:1.5(150cc

「三種の神器」と称されるほど高実績のブレンドパターンをベースにウキ動きに合わせてタッチを変えていきました。今回も、前回同様かなり「柔らかめ」のタッチ感が最も反応が良く、ヘラブナ達からの反応はタッチの違いでガラッと変わりました。途中から喰わせ重視のダンゴの底釣り冬+マッハのブレンドパターンや夏、冬、ペレ底の高活性時ブレンドパターンも試しましたが、1番反応が良かったのは夏、冬、マッハのブレンドパターン。昨日の雨で多少なりとも活性が落ちたであろう気難しいヘラブナ達をしっかりと足止めして口を使わせてくれました。

実釣開始

水温は約16℃。この時期の2℃低下はイメージしている以上に魚に影響を与えます。

竿は18尺1本とウキを数本。エサはダンゴの底釣り夏、冬、バラケマッハにペレ底と今日はそれしか持って行きませんでした。普段はどんな展開になっても対応出来るよう、一通りのタックル類は持ち歩いていますが、今日は釣れても釣れなくても底釣りをやり通すつもりだったので、いつもより身軽な装備で釣り座を探します。西風が強く吹いていましたが、ちょうど風を背にできる釣り座を運良く1席見つけて着座。周りの釣り人は短竿セットのカッツケで釣果を上げているようですが、私だけは不自然に長い長尺の底釣りです。今まで一定を保っていた水温が、少し下がり始めたこのタイミングは、魚のタナも深くなりやすく底釣りでもそれなりに釣果を残せるハズです。前回と同じくいつも以上に時間を掛けてしっかりと底取りをした後、エサを仕上げて釣りを開始。同じ場所へエサが落ちるようにこちらもていねいに振り込んだあと、竿で道糸をコントロールしてエサを狙った場所へ誘導します。エサの大きさ、振り込み場所、そしてウキのナジミ幅・・・全てが一定になるように釣りを組み立てていくプロセスは前回と同じです。まずは魚からの反応を得るために寄せる事に徹し、黙々とエサ打ちを続けていきます。

明確なサワリが出始めたのはエサを打ち始めてから約40分後。決して魚影の薄くない田島池で、いつもより遅いタイミングでの魚からのリアクションは、この釣りがベストではない事をこれ以上にないくらい物語っていますが、そんな事は関係ありません。何度かのカラツンのあと、1枚目を取り込んだのは釣りを開始してからちょうど1時間後。カチッと一節入る底釣りらしいアタリは、エサや仕掛けのセッティングがしっかりしている何よりの証拠と言えます。

底釣りは1度魚を寄せてしまえばコンスタントに魚が釣れ続ける傾向が強まります。エサが着底すると同時にサワリ出し、ウキの返しが早くなってくると釣りにリズムが生まれて釣果が伸び始めますが、1ボール目を打ち切ったあたりから仕掛けが流されるようになり、アタリもチョーチンのようなダイレクト感のあるものに。念のため底を取り直すとウキ1/3本分ほど掘れてしまっていたので微調整して再スタートします。1ボール目でかなり底釣りのデータやスキル、コツをおさらい出来たため、2ボール目はエサの違いによる魚の反応を見ようとブレンドパターンを少し変更してみる事に。今日の感じではもう少し軽いエサの方が良さそうだったのでダンゴの底釣り冬+バラケマッハのブレンドパターンを半ボール試しましたが反応は変わりませんでした。残り半ボール分は夏、冬、ペレ底の攻撃的なブレンドパターンを試しましたが今度はカラツンが多くなりました。おそらくは集魚効果が高すぎてジャミが寄り過ぎた結果でしょう。途中メインで使っていたウキのトップが折れるアクシデントが発生してしまいましたが、当初の目的は達せられたため納竿としました。

底釣り両ダンゴ修行その2 栃木県 田島池の釣果と振り返り

終わってみたら意外と数は釣れていました。1日を通してはスローペースながらけっこうコンスタントに釣れていたと思います。

周りは浅ダナセット、私は底釣りでしたが、終わってみると意外にも釣果にはそれほど開きが無かったように思います。時間を掛けて1つ1つていねいに底釣りをしましたが、今日は勉強になった部分が多く非常に有意義でした。セットを試していた釣り人がほとんどでしたが、面白かったのは釣れている人とそうでない人がはっきり分かれていた事。中途半端なタナをやっている人よりも思い切ったタナ(ウキ折り返しくらいの非常に浅いタナ等々)を攻めていた人の方がコンスタントに釣れていました。田島池は12月でもダンゴで釣れる釣り場なので、また時間を見つけて足を運ぼうと思います。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

最後までお読みいただきありがとうございました。

★田島池での釣行記はコチラ★

2023/09/11 盛期のペレ宙攻略 栃木県 田島池釣行記しがないサラリーマンである私は、基本週末に1日、平日に1日お休みを頂いています。 子供もある程度大きくなり、手の離れ始めた現在は、...
2023/09/25 爆釣!初秋のチョーチン両ダンゴ!! 栃木県 田島池釣行記チョーチンか?浅ダナか? 実は前日の夜からずっと悩んでいました。 今朝は子供が通う学校の行事があったため、いつものようにスロ...
こちらの記事もおすすめ!