釣行記

2023/10/09 10月の秋雨攻略! 埼玉県 椎の木湖釣行記

前日からの大雨予報に釣りに行くべきかどうか?とても悩みましたが、先週は行けなかったため我慢しきれず釣りに行くことにしました。

この様な場合、行かなかったら必ず明日後悔するパターンです。せっかくのお休みにどうせならと奮発して今回は日本屈指の人気管理釣り場である 椎の木湖 へ。

椎の木湖と言えば数々の大会が開かれるトーナメントレイクとしても超有名。広くて清掃の行き届いた桟橋、快適な設備、そして一番の魅力である大型のヘラブナは多くの釣り人を虜にしています。

2023/10/09 埼玉県 椎の木湖 フィールドデータ

当日の空模様。この時期の土砂降りは気温も低く、水面からは湯気が上がるほどでした。

当日のフィールドデータ

2023/10/09 7:30~15:30
天候:雨 前日は曇
気温:18℃ 前日より5℃低下
水温:21℃
水質:平常
水量:平水位
風 :終日西風。時折強くなる。

当日の水色。雨の影響は無く、濁りなどは確認出来ませんでした。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング


今日はエサのつけ方や大きさで反応が大きく変わりました。空気の嚙ませ方、水分量、水中での開き方、芯残りの仕方や量を考えて微調整する事が非常に重要な1日でした。

スタート時セッティング

竿:9尺
ウキ:PCトップ9㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・40㎝ 下・55㎝
ハリ:上下オーナーばり バラサ7号

竿は普段チョーチン両ダンゴのベースとしている9尺を使用。ウキやハリ、ハリスの長さは、過去椎の木に訪れた時の経験と自分のスタンダードセッティングをミックスアップしてベースとしました。もちろん今回も、魚からの反応を見てセッティングを積極的に変更していく予定です。

本日のエサとブレンド

今回のエサはザ・チョーチン両ダンゴと言える王道のブレンドパターン。私が普段ベースとしているエサでハイレベルな椎の木湖にお伺いを立てる作戦です。

今回は普段私がチョーチン両ダンゴの基本としているブレンドから入りました。カクシンベースの両ダンゴは適度な重さとボソッ気もあり、様々な状況に合わせやすい特徴を備えているので、手水やハリ付け次第で臨機応変に対応してくれます。

カクシン:2(400cc)

バラケマッハ:1(200cc)

コウテン:1(200cc)

水:1(200cc

エサの仕上がりはかなり硬め。今回もウキの動きはもちろん、カラツンやスレ、喰いアタリの頻度を見ながら手水で調整していきます。このまま使い続ける事はどんな状況でもほとんどありませんが、今回は最終的にかなりヤワネバタッチに仕上げないとヘラブナからの反応はありませんでした。

実釣開始

今回の釣り座は540番。風の影響を考えて椎の木シンボルの清掃センターを背にする事に。

朝、家を出る時は予想していたよりも小雨だったので、それほど苦労しないだろうと考えていましたが、椎の木についてからは雨足も強くなり最初のうちは釣りどころではありませんでした。とにかく「寒い。」のひと言で、身体は凍えてエサもまともに付けられない状態でした。魚からの反応も悪く、おそらく苦戦は必死の展開に集中なんて出来ませんでしたが、とりあえずせっかく来たんだし、午前中は頑張ろうかな?といった感じで身体を温めながらゆるく釣りを続けていると、だんだんとサワリが出始めました。水温計で測った水温は21℃でしたが、実際に手を水中に入れるとイメージしている以上に水は温かく、俄然やる気を取り戻した私は、気合を入れていつも通りエサのつけ方や大きさを変えて魚からの反応を確認します。喰いアタリの出方は基本的にナジミ際にウキがスッと入るパターン。エサを少しずつ柔らかくしていくとウキが立つと同時に強いウケが出るようになり、早くも本日の攻略法を見出したかに見えましたが、1時間もしない辺りから魚がウワズリ始めてスレが多発するようになりました。仕掛けを回収する際に上のタナにいるであろう魚にぶつかる手応えが多くなっている事から、ヘラブナ自体はそれなりに寄っているようです。すかさずハリスを上→40、下→50㎝に調整するもスレは収まらず、最終的には上→37㎝下→45㎝まで詰めると、しっかりとした喰いアタリが出るようになりました。この頃になるとナジミ際の他に、深くナジんだ場合にも力強いアタリが出るようになりましたが、ナジミ返しでは全く食わず、ナジミ返してきたら切って打ち返すテンポで釣果を重ねる事が出来ました。1ボール打ち終わった時の釣果は17枚。このペースなら60枚位は釣れそうだな。と思いながら新しいエサを用意して打ち返すと今度は全く反応がありません。1ボール目と比べてブレンドは全く一緒。手水を打っていないので少し硬めでボソッ気の強い状態ですが、あわててタッチを揃えるも、今度はなぜかカラツン地獄となってしまいます。10時を過ぎる頃になると雨足は弱まって釣りやすくなりましたが、釣り始めのような強いウケは無くなり、確実にパターンは変わってしまっています。エサの大きさや硬さ、ハリのサイズ、ハリスの長さを変更するも反応は戻らず、エサを極力柔らかくする事で何とかポツポツと釣っていく状況に。しかしながらこの状態ではほとんどエサが持たず、エサ持ちをアップさせるためにBBフラッシュを少しずつ足して整えると、先ほどよりは好反応を得るようになるようになりましたが、釣果はイマイチ・・・何というか、エサの重さと開き方が合っていないような煮え切らない反応に、思い切ってエサを一回リセットしようと、半ボール打ったところでエサを作り直す事に。

カクシン:2(400cc)

バラケマッハ:1(200cc)

凄麩:1(200cc)

水:1(200cc

コウテンを抜いて凄麩にしたのはもう少ししっかりとしたボソッ気を狙っての追加。柔らかくするために多く手水を打っても、エサ軽さと開きを残せるこのブレンドなら、私の経験上、今のような状況にマッチするはずです。さっそくタッチ感を調整して投入すると、今度はさっきまでの厳しい状況はウソのように力強いアタリが連発し始めます。「ウキをナジませてたまるものか!」とでも言っているような強いウケにエサが持たず、またしてもBBフラッシュを少量差し込み、押し練りを加えて何とか対応。柔らかいけれどもしっかりとタナまで持つエサは深ナジミから2節返さないうちに消し込むような力強いアタリを量産し、午前終了時には38枚まで釣果を伸ばせました。

小休止のあと午後は浅ダナを試すことに。午前終了間際では浅いタナにヘラブナがチラホラと見えていたのでエサはそのままセッティングのみの変更でチャレンジすると、数はチョーチン以上に釣れますがサイズがアベレージ800~1000gと、ひと回り小さくなってしまいます。エサを打ち切ったため、チョーチン両ダンゴに戻して再チャレンジしましたが、今度はナジミ際にサワリが出るけれどもナジんでしまうと食わないパターンに変わっていました。ヘラブナ達の活性は確実に朝より高い状態だったので、ハリスを上→40㎝下→50㎝に気持ち伸ばしてしてリトライすると、朝と同じくしっかりとした強いウケからのチョーチン両ダンゴらしいアタリがスパスパと出るように。最後は時間との戦いになりましたが、なんとかキリ良く50枚の釣果を残す事が出来ました。

10月の秋雨攻略! 埼玉県 椎の木湖の釣果と振り返り

ぜんぜん意識してませんでしたが終わってみたら池全体で3位のリザルトでした。

1日でコロコロパターンの変化するむずかしい日でしたが、自分なりには上手くアジャストできたかと思います。魚達がイメージしている以上にアグレッシブで高活性だった事に助けられました。ちょっとしたエサの違いやハリスの長さなどが、ここまで大きく釣果に影響してしまう繊細な部分こそが、椎の木がむずかしいと言われる理由でしょう。環境も設備も、魚もお値段も最高峰の管理釣り場なので、そうそうかんたんには遊びに行けませんが、本格的な冬を迎える前にもう一度足を運べれば・・・と思います。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

埼玉県 椎の木湖へのアクセス

▪住所:〒348-0011
埼玉県羽生市三田ケ谷2551-1
▪営業時間:【3〜4月】6:00〜16:00【5~8月】5:30~16:00
【9〜10月】(平日)6:00〜16:00(土日祝)6:00〜15:30
【11〜2月】(平日)6:30〜15:30(土日祝)6:30〜15:00
▪釣り料金:一般1日3,000円、女性、中学生2,200円
小学生1,320円、半日2,400円
▪交通:東北道、羽生ICを降りて県道84号を加須方面へ。三田ヶ谷の信号を左折し、羽生市清掃センターの手前を右折すると、すぐ左手にあるのが椎の木湖(最寄IC:東北道・羽生IC)

主な規定:竿8~21尺まで、第一オモリからウキまでは1m以上(メーター規定)、生エサ禁止

★椎の木湖釣行の記事はコチラ!★

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