最近、いつも使っている仕掛けを一部マイナーチェンジしました。
ほんの少しの変更でしたが、初の試みだったのでとりあえず使用率の高い8尺と10尺で試してみる事にして、本採用するかどうかは使用感などをテストしてから決めようと思ってました。しかしながら変更点はすぐに試してみたくなるのが釣り人の性。8尺、10尺の竿をフル活用して釣りをするならこの時期に最も有効な釣りとなるのはチョーチン両ダンゴです。ストレス無くチョーチン両ダンゴの釣りを楽しめる釣り場と言えばこの周辺では金山湖が連想ゲームのように思いつき、今回の釣行は前々から金山湖へ行こうと考えていました。
金山湖は山間に作られた管理釣り場。足元から水深のあるシチュエーションは浅ダナから底釣りまで釣り方を問いません。12尺で底を取れる適度な水深と濃い魚影は、初心者にもうってつけですが、実は有名なプロアングラーも意外と足を運んでいるフィールドなんです!
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2023/10/24 群馬県 金山湖 フィールドデータ
当日の空模様。今日は二十四節気の1つである霜降だそうです。朝昼の気温差は10℃以上あり、日が沈むのも早くなりました。
当日のフィールドデータ
2023/10/24 10:00~15:00
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:23℃ 前日より4℃上昇
水温:18℃
水質:平常
水量:平水位
風 :無風
当日の水色。透明度は非常に高く、最近訪れた釣り場の中では一番澄んでいたと思います。
水温は18℃で釣り座は267番。金山湖は自動計測機が設置されていますが、半分以上が故障しているため使えません。267番は壊れていませんでしたが、専用のタモがありませんでした。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
今日はエサのセッティングとハリのサイズ(大きさと重さ)が重要なファクターとなりました。エサの持ち具合を調整すると、釣果が劇的に伸びました。
スタート時セッティング
竿:8尺
ウキ:PCトップ9㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・30㎝ 下・40㎝
ハリ:上下オーナーばり バラサ7号
竿は当初の予定通り8尺からスタート。ウキやハリ、ハリスの長さは、状況が良くわからないため、普段使っているセッティングから入りました。平日としては珍しく例会組も入っていましたが、周りの釣り人はなぜか浅ダナセット率が異常に高く、1枚目が釣れるまでは内心ドキドキしていました。
本日のエサとブレンド
今回は「ラフにつけてもしっかりと芯残りし、適度な重さがある」事が大切でした。エサを締めすぎると反応が極端に悪くなり、緩すぎると持たないという、チョーチン両ダンゴでは良く遭遇する状況でした。
本日は1ボール目よりもここで紹介しているブレンドパターンの方がどハマりしました。チョーチン両ダンゴあるあるの食わせきれず、エサを持たせきれないという状況を上手く打開してくれました。
※今回はエサボールの画像を取り忘れたため、画像は使い回しですww
カクシン:3(600cc)
コウテン:1(200cc)
バラケマッハ:1(200㏄)
BBフラッシュ:1(200cc)
水:1.5(300cc)
エサの仕上がりはすこし柔らかめですが、十分水を吸わせてから練りを加えて調整していきます。今回ははじめから魚がウワズリ気味ではしゃぎが強かったので、いつもより押し練りを加え、エサ持ち性能をアップさせてからスタート。ウキの動きを見ながらベストなエサの方向性を模索していきます。
実釣開始
水温は約18℃。適水温となった水中のヘラブナ達は非常にアグレッシブでした。
釣り座を決める前から、魚はウワズっていました。(笑)
水の透明度が高かったため魚が浅いタナに集中している事が目で見てわかるほどでしたが今日はチョーチン両ダンゴをやると決めてきたので視覚的な情報はいったん無視して8尺を用意。1ボール目はいつもチョーチン両ダンゴでベースとしているカクシン:2、凄麩:1マッハ:1、浅ダナ1本:1のブレンドパターンで開始しました。
エサを打ち始めて10投しない辺りからウキの周りにはヘラブナ達が寄りはじめ、チョーチン両ダンゴらしくナジミ際からのウケ→アタリのパターンが出始めます。この時期のチョーチン両ダンゴでは、ナジミ際のアタリを獲るよりもウキがどっぷりとナジミ、返してきてからのアタリを狙った方がタナが安定するので釣果は伸びますが、今日の金山湖はナジミ返しではアタリにくく、アタリが出るのも時間が掛かる展開でした。
仕方なくナジミ返しのアタリはあきらめて、ナジミ際のアタリを一本取りする事に。エサの大きさと硬さ、そしてチョーチン両ダンゴではとても大切な要素となるエサの持ち具合を調整し、早いタイミングで釣りが展開出来るようにしていくと徐々に釣りが合いはじめて、一定のタイミングでアタリを出せるようになりました。
ある程度アタるタイミングを絞り込まれば、ヘラ釣りは釣果も伸びやすくなってとても楽になりますが、やはりナジミ際のアタリを狙う場合は集中力を要します。1ボール目を打ち終わる頃には魚の寄りもきつくなり、ウワズリも激しくなった(3枚に1枚は食い上げで食ってきてしまうくらい)ため、2ボール目はエサのブレンドを変更する事に。さらにタナを安定させ、ナジミ際のアタリを見逃してしまってもナジミ返しのセカンドチャンスを作り出すにはエサの持ちを強化して、しっかりと魅力的な芯残りをさせる必要があると考え、凄麩をコウテンに、浅ダナ1本をBBフラッシュに変更。1ボール目よりもエサの持ちと芯残り、そして重さをプラスした新しいブレンドパターンはイメージ通りの効果を発揮して釣果を積み上げるペースはさらに加速します。
相変わらずナジミ際のアタリが強い状況ではありましたが、新しいブレンドではナジミ返しでもしっかりと強いアタリが出るようになりました。また、BBフラッシュを追加し、ラフにエサ付けしてもしっかりとタナまで持つ特性は魚からの反応にさらなる拍車をかけました。50枚を釣り上げたタイミングで竿を8尺→10尺に変更。ウキも9㎝ボディ→11㎝に変更して再開しましたが深いタナは魚からの反応が悪く、ちょこちょこマブナが混じります。2ボール目のエサを打ち切るまで10尺で続けましたが、デメリットばかりで特にメリットを感じなかったため、再び8尺に戻して残りの時間チョーチン両ダンゴを楽しみました。
新しい仕掛けはまずまずと言った感じ。もう少し使い込んでみなければ解らない部分もありましたが仕掛けの精度と完成度が上がるようなら採用したいと思います。
チョーチン両ダンゴで3ケタ釣果! 群馬県 金山湖の釣果と振り返り
3ケタ釣果は狙わないとなかなか達成出来ませんが、今回は夢中になっているうちに3ケタ突破していました。(笑)
今日は2ボール目でエサがガッチリハマったので釣果が伸びました。欲を言えば10尺をもっと曲げたかった気持ちもありますが、絶好調と言える金山湖でこれほどまでにタナで反応が変わるとはちょっと意外でした。前回の柳生F.Pでは釣れ方に法則性を感じられず、途中から釣りの精度が落ちてしまいましたが、今回は最後まで楽しむ事が出来した。山間にある釣り場は季節風にも強く、水深も十分あるので、もう少し水温が下がったら10尺を使ったチョーチンセットや12尺を用いた段底なんかで再度トライしてみたいと思います。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
最後までお読みいただきありがとうございました。
群馬県 金山湖へのアクセス
▪住所:〒373-0022
群馬県太田市東金井2268
▪営業時間:5:00~16:00
▪釣り料金:平日1,000円 土日1,500円 女性、子供は1,000円
▪交通:北関東道、太田桐生ICを降りて国道122号を太田市街方面へ。東金井六差路を右折して直進。500mほど直進し、突き当たりを右折して1つ目の信号を左折。すぐに左にそれる道がある(金山湖の看板がある)ので突き当たりまで進むと金山湖。(最寄IC:北関東道・太田桐生IC)
主な規定:竿(桟橋)8〜13尺、(陸釣り)8〜21尺 タナ、第一オモリ上部より浮子止めゴムまで1m以上(メーター規定) エサ、オカメ禁止
★チョーチン両ダンゴでの釣行記はコチラ★