今日は始めから加須吉沼に行こうと思っていました。昨日の椎の木湖釣行のおさらいとしてチョーチン両ダンゴの釣りをやろうと考えていましたが、2日連続で椎の木に行けるほど経済的な余裕はありません。チョーチン両ダンゴをストレス無く出来る十分な水深があり、魚影の濃い管理釣り場と言えば必然的に候補は絞り込まれますが、平日は驚きの入場料半額という強力な追い風もあって一直線で 加須吉沼 へ。
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2023/10/10 埼玉県 加須吉沼 フィールドデータ
当日朝の空模様。鉛色の曇天は、季節の移り変わりを一層早めるような気がします。
当日のフィールドデータ
2023/10/10 7:30~15:00
天候:曇りのち晴れ 前日は大雨
気温:26℃ 前日より8℃上昇
水温:19℃
水質:平常
水量:平常
風 :10時頃まで西風、北風と変わって最後は東風。水面が少し波立つ程度
当日の水色。致命的な濁りなどは無くひとまず安心しました。
今日の釣り座は135番。中央桟橋北向きの釣り座になります。
今回使用した道具と仕掛けのセッティング
今回は予想以上のシブい状況にPCトップのウキが大活躍。パイプトップでは表現しにくい繊細なアタリを捉えるにはうってつけとなります。
スタート時セッティング
竿:9尺
ウキ:PCトップ9㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・40㎝ 下・55㎝
ハリ:上下オーナーばり バラサ7号
まずは昨日のおさらいも兼ねて、椎の木で使ったセッティングをそのまま使用。ある程度釣り込んで満足したら竿を変えたりエサを変えたりして楽しむ予定です。
本日のエサとブレンド
エサに関しても昨日反応の良かったブレンドパターンからスタート。いつも使っているブレンドと比較し、具体的な違いをハッキリさせて、データとして残したい考えです。
本日は、昨日の椎の木釣行で得たチョーチン両ダンゴのヒントをおさらいし、しっかりと自分のモノにするための釣行。昨日の続きといった位置付けなので、エサも反応の良かったブレンドパターンをそのまま使います。
カクシン:2(400cc)
バラケマッハ:1(200cc)
凄麩:1(200cc)
水:1(200cc)
実釣開始
今回キーとなったエサ付けはものすごくシビア。大きすぎず、小さすぎずのベストなサイズに整え、ていねいにエサ付けする事が釣果への近道でした。
実は今回、浅ダナ両ダンゴにシフトする10時まで1枚も釣れませんでした。最初は昨日の釣行と全く同じ仕様となる9尺のチョーチン両ダンゴから開始しましたが1時間打ち続けてもサワリすら無く、それからは魚のタナが浅いと感じて8尺に変更。しばらく続けるもこちらも反応は無く、「もしかしたらセット時合なのかも・・・」という考えが脳裏をよぎります。周囲の釣り人達は前回と同様に長尺のチョーチンか底釣りで釣りを展開しているようですが、たまーに竿を曲げる程度。同じ釣りであれば同じ程度は釣れると思いますが、それではちょっと面白さに欠けるため、魚の動きや時期を考え思い切って得意の浅ダナ両ダンゴにチャレンジする事にしました。
浅ダナ両ダンゴのセッティング
竿:8尺
ウキ:パイプトップ6㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ1号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.5号 上・30㎝ 下・40㎝
ハリ:上下オーナーばり バラサ6号
タナはメーターのセッティング。時間は10時を過ぎていましたが、打ち始めてまもなくサワリが出始めました。しかしながらエサをウケているのか?エサが持っていないのか?しっかりとナジまない微妙な反応に、まずはエサをしっかり大きめにつけてどっぷりとウキをナジませる作戦で様子を見ます。天候も回復傾向にあって魚の活性は上がり調子なのか、時間が経つにつれて反応は増えますが、お手本のような強いアタリはことごとくカラツンになってしまいます。スピード感があって強さもあるアタリなのにハリ掛かりしない場合はだいたいがエサの硬さか大きさ、もしくはハリのサイズがあっていない証拠。エサを少しずつ小さく、柔らかくしていくとどうにか釣れるようになってきました。
しかしながら、今回、非常にむずかしかったのはエサのサイズとつけ方。少しでも大きかったり硬かったりすると直ぐにカラツンとなり、逆に柔らかすぎたり小さすぎたりするとエサが持ちません。出来るだけ柔らかく、コンパクトなエサをタナまで持つようていねいにエサ付けする事がとても重要でした。
エサは小分けにしてその都度その都度タッチ感を微調整して使用しました。常に一定の柔らかさを維持するのがむずかしく、指先の感覚だけが頼りでした。
エサ付けの方向性がある程度理解出来てからは釣りのペースも効率も格段にアップしました。アタるタイミングはエサがナジんでいく途中で少しチクッとウキが入るとても小さく繊細なアタリばかり。この様なアタリは両ダンゴシーズンが開幕する春先に多いアタリですが、水中のかすかな動きを表現しにくいパイプトップのウキでは喰いアタリなのか?サワリなのか?判断がむずかしくなってしまいます。このようなアタリを高確率で正確に捉えるにはパイプトップよりもPCトップの方が断然有利。今まで使っていたパイプトップのウキからPCトップのウキ(サイズは変わらず6㎝ボディ)に差し替えるとアタリにはよりダイレクト感と強さが表現され、釣りの難易度は一気にイージーな展開に。午後に入ってからはほぼ入れ食い状態となり、15時の納竿までを釣り切る事が出来ました。
11時になる頃には、すっかり天気も回復してパラソルの必要性を感じるほどの強い陽射しが照りつけました。
ここぞとばかりに昨日の釣行でずぶ濡れになった道具達を天日干しします。(笑)
秋の浅ダナ両ダンゴ攻略! 埼玉県 加須吉沼釣行記の釣果と振り返り
長尺の竿で深いタナをやっている常連さん達が両手で数えられる程度の釣果で終わる中、この釣果は上出来の部類だと思います。スピーディーで爆発力のある展開は、まさに浅ダナ両ダンゴの真骨頂と言えるでしょう。
最初はどうなるのか心配になってしまうほど、スロースタートとなった今回の加須吉沼釣行。思い返して見れば前回の吉沼釣行も釣れ始めたのは10時を過ぎたあたりでした。もしかしたらこの時期の加須吉沼は、釣れ始める時間帯が10時頃なのかもしれませんね。決してかんたんとは言えない加須吉沼で、これだけの釣果となったのは私の中でも非常に珍しい事ですが、これほどまでに「秋はタナを釣れ」という格言をまざまざと体感したのは初めてと言える経験でした。日を追うごとに朝夕の冷え込みが強くなってきましたが、しっかりとタナを見極めアジャストする事が出来れば、荒食いのシーズンはまだまだ楽しめそうです。
★本日のリザルト★
釣果
満足度
おすすめ度
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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