年間を通して高い人気を誇る両ダンゴの底釣りは、釣り場のシチュエーションや魚のコンディションに左右されにくく、常に安定した釣果を約束してくれるファンの多い釣り方。小さいながらも力強い「チクッ」としたアタリは中毒性も高いのですが、いまいち集魚能力が低くヘラを寄せるのに時間が掛かりやすい部分が唯一の難点と言えるでしょう。今回はそんな底釣りの弱点をカバーしつつ、爆発的な釣果をもたらす事の出来る、秘密のエサブレンドをご紹介します!
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集魚力最強!イヤでも釣れるヘラブナ底釣りエサのブレンドと作り方
使うエサはダンゴの底釣り芯華とペレ道の2種類のみ。互いに高い集魚力を誇るエサの組み合わせは非常に相性が良く、シンプルな構成はエサのタッチコントロールもしやすく仕上がります。
★用意するエサ★
ダンゴの底釣り芯華:1(100cc)
ペレ道:1(100cc)
水:1(100cc)
上記のエサをエサ:2水:1の分量で作り、これをベースとします。
少し硬めに仕上がるので、魚の反応を見ながら手水を打って少しずつ柔らかく調整してください。また、あまり練り込んでしまうのはNG。芯華特有のフレークがしっかり残っている程度を目安にしないと極端に開きが遅くなってしまい、このエサの特徴でもある強力な集魚性能が半減してしまいます。
集魚力最強!イヤでも釣れるヘラブナ底釣りエサの特徴
少しまとまったかな?と言った感じでこのエサは完成。芯華に含まれる特有のフレークが少し残ってちょっとボソっ気がある状態が理想的です。この後は魚からの反応で、手水を打って調整していきます。
このエサの特徴としては、底釣りダンゴエサとして非常にバランスが良い部分でしょう。重さ、開き具合、エサ持ちのバランスが良いばかりでなく、調整も非常にかんたん。また、ペレット系のエサをベースとした配合は集魚効果が非常に高く、数ある底釣りエサのブレンドの中でもトップクラスの食わせ性能を持っています。厳寒期以外の比較的活性の高い春先~晩秋では活躍する機会も多く、スピーディーで攻撃的な展開の底釣りを望む方にはうってつけのエサとなっています。
打ち始めと手直しの方法
エサのサイズ見本。(左が打ち始め、右が釣り込む際のサイズ)少しの差ですが、ちょっとした差で釣果が大きく変わります。
打ち始めは基本通り、寄せる事に集中し、やや大きめなエサを少しラフに、開きが良くなるように角をつけながらエサ付けします。(それでもエサがしっかりと底まで持つように付ける。)底釣りではいち早くヘラをタナ(底)に寄せ、集め続けられるか?が釣果を伸ばす重要なポイント。サワリが出始めるまではエサ落ちまで待たず、着底→馴染んだウキが2~3節返してきたら切って打ち返す。といった早い展開で時合を作りましょう。
このエサは非常に集魚効果が高いので、ある程度魚影の濃い釣り場ならそれほど時間が掛からずに魚からの反応があるでしょう。ウキに「サワリ」が出始めたらエサへ手水を打って柔らかくした後、ハリが隠れる程度の小粒のダンゴに切り替えます。このエサは吸水しやすいエサでもあるため、手直しする場合は特定のエサを足さず手水を打って調整するだけでOKです。
集魚力最強!イヤでも釣れるヘラブナ底釣りエサのブレンド紹介とその使い方 最後に・・・
多くのファンを持つ底釣りですが、専用のエサは思った以上に種類が少なく、ブレンドパターンも普遍的なモノが多くなってきました。昔から愛され、実績の高いブレンドパターンも確かに魅力的ではありますが、底釣り自体の長所を引き出して、短所をリカバリーするようなエサも非常に実用的となっています。今回紹介したエサはとても個性的ではありますが、その特徴と効果を理解して使えば実釣性能は折り紙付き。底釣りをやる機会のある方はぜひ1度試してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
★このエサを使って実釣してきました。詳しい内容はコチラから!!