圧倒的な手返し速度と早いゲーム展開で、盛期においては最強の呼び声高い浅ダナ両ダンゴの釣り。ダンゴならではの爆発力とアクティブなヘラブナ達を集めやすい水面付近のステージは勝負が早い反面、ちょっとした違いが釣果を大きく変えてしまいます。振込み精度、ハリスの長さ、ハリのサイズももちろん重要な要素となりますが、最も重要となるのはやはりエサの性質と言えるでしょう。
そこで今回は、浅ダナ両ダンゴで釣果が伸びる実績抜群のブレンドパターンを3つご紹介します。トーナメンター達もこぞって多用する珠玉のブレンドパターンを皆さんもぜひ試してみてください。
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トーナメンター直伝!浅ダナ両ダンゴおすすめエサブレンド3選
それでは早速、高い実績と実釣性能を備えた浅ダナ両ダンゴ用のベストブレンドパターンを3つご紹介します。ここで紹介するブレンドパターンはすべて私や仲間達が実際にメインとして使っている使用率の高いもの。数多くのトーナメントや例会で好成績を叩き出した実力派ばかりです。
ブレンドパターン① 実釣性能重視の競技用ブレンド
バラケマッハ:2(400㏄)
カルネバ:2(400㏄)
浅ダナ1本:1(200㏄)
水:1.5(300㏄)
最初に紹介するブレンドパターンはシーズンを通して安定した実績を誇るバランスのとれたミックスパターン。しっかりと膨らみながらも確実に芯を残し、食いアタリを出す事に特化した性格は、かろうじて1枚1枚を拾うようなシチュエーションから魚が湧き上がる展開まで幅広く対応します。また、粗い麩を含まないブレンドは混雑時やタフな状況にも強く、極限状態のトーナメントシーンでも釣り勝つ事が可能となっています。
ブレンドパターン② 高バランスで扱いやすい初心者向けブレンド
凄麩:1(200㏄)
カルネバ:1(200㏄)
バラケマッハ:1(200㏄)
水:1(200㏄)
カルネバによるエサ持ちアップと凄麩とマッハによる集魚効果、バランスの良いブレンドから生まれる芯残りと、浅ダナ両ダンゴに求められる条件を全て満たした上記のブレンドパターンは、エサのコントロールもしやすく初心者にもおすすめな鉄板ブレンド。少し重さもあるのでウワズリにくく、天候や釣り場の状況に左右されにくい安定した性質は信頼性も高いので、浅ダナ両ダンゴの釣りを組み立てる際のベースブレンドとしても活躍します。
ブレンドパターン③ 盛期に威力を発揮するペレット系ブレンド
凄麩:2(400㏄)
ペレ軽:2(400㏄)
GD:1(200㏄)
水:1.5(300㏄)
3つ目に紹介するブレンドパターンは、圧倒的な集魚効果と爆発力を誇り、特に盛期に威力を発揮するペレットベースのブレンドパターン。ペレット由来なので効果的となるシチュエーションの判断はもちろん、エサのコントロールや経時変化の大きさなど少しクセがありますが、しっかりとした重さのあるブレンドはカラツンが少なく、消し込むような力強い喰いアタリが出やすいのも特徴です。凄麩とペレ軽の割合比率を調整し、ペレット量を薄めたり、ダンゴ自体の重さを調節したりすれば、より多くの状況に対応出来る特性もこのブレンドの優れた部分と言えるでしょう。
トーナメンター直伝!釣り勝つための浅ダナ両ダンゴおすすめエサブレンド3選 最後に・・・
浅ダナ両ダンゴの釣りは、盛期のトーナメントシーンでも釣り勝てる可能性が非常に高い釣法。マスターすれば釣れるヘラブナの数を爆発的に増やすことが出来る習得必死の釣りと言えます!
今回は浅ダナ両ダンゴで活躍するエサのおすすめブレンドパターンをご紹介しました。盛期特有の浅ダナをアクティブに動き回るヘラブナ達は、一見するとかんたんに釣れそうに見えますが、実は非常にセレクティブで気難しい一面を持っています。特に「メーター規定」がある釣り場では、エサの良し悪しでタナを作る事が上手く出来なかったり、カラツンやスレばかりになってしまう事も珍しくありません。また、1m前後の狭い範囲で繰り広げられる魚との駆け引きでは、ちょっとした違いが大きく結果を変えてしまうのも事実であり、今回紹介したブレンドパターンをベースに、ウキの動きを見ながらハリの重さ(大きさ)ハリスの長さ、太さを調整する事が浅ダナ両ダンゴ上達への最短ルート。浅ダナ両ダンゴらしい早い展開と強烈な実釣性能を盛期の管理釣り場でぜひとも試してみてください!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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