釣れるエサ紹介

もはや反則?究極の実釣性能を誇る悪魔的さなぎ漬け力玉の作り方

ビンから出して直ぐに使える手軽さながら、セットのクワセエサとして優秀な性能を誇るマルキューの力玉。私を含めて愛用している方は多いのではないでしょうか?リリースされてからは少しでも釣果を上げたいへら師達によって「さなぎ漬け」という手法が編み出されましたがその製造方法や手順は千差万別であり、同じ「さなぎ漬け」でも仕上がりに大きな差が生れています。

そこで今回は、私や周りのエキスパートが実践している究極のさなぎ漬けを作る手順をご紹介します。隣の釣り人にちょっとでも差をつけたい!と思っている方はぜひとも実践してみてください。

先生
先生
今回の手法は力玉のエサ持ち性能アップはもちろんのこと、サイズの調整も可能な手法となっています。気難しい釣り場でこそ威力を発揮する優秀なさなぎ漬けをぜひとも作ってみてください!

用意するもの

・エサボール
・ざる
・さなぎ粉(今回は軽さなぎを使用)
・力玉(今回は大粒を使用)
・入れ替え用の容器
・計量カップ

力玉をエサボールに移す

まずは買ってきた力玉をエサボールに移します。1回に作る量はだいたい2ビン位がちょうど良い量になります。(2ビン分作れば釣行回数の多い人でも3ヶ月は十分持ちます。)ボールに出した状態だと上の写真のようにまとまってしまうので下の写真のように1粒1粒が出来るだけバラバラになるようほぐします。

こんな感じです。出来るだけ粒同士がくっつきあわないよう、重なりあわないようにする事がコツです。

風通しの良い日陰で余分な水分を飛ばす

力玉の下準備が終わったら、風通しの良い場所に1日~2日ほどさらして表面の余分な水分を飛ばします。乾燥している冬場なら1日程度、湿度の高い夏場なら1.5日~2日くらいが干す目安。1日ごとに力玉のサイズや表面の水分量を確認し、ちょうど良いと感じるタイミングで次の手順に進みます。

左がビンから出した直後の力玉で、右が2日ほど干した力玉。大きさの違いはわずかですが、表面の処理をしておくとさなぎ粉に漬けた時の変化が大きく変わってきます。

さなぎ粉に漬ける(1回目)

ここからは実際にさなぎ粉に漬ける工程に入ります。1回目は力玉2ビンに対して50㏄のさなぎ粉を加え、力玉全体に良く絡ませます。半日~1日に1度エサボールをゆすって力玉を動かし、力玉全体がまんべんなく空気に触れるようにする事がキレイな形に仕上げるポイント。この手順を繰り返しながら1日~2日ほど風通しの良い場所で放置します。

力玉をざるに入れ、1回目のさなぎ粉を捨てる

1回目のさなぎ漬けが終わったら、1度力玉をざるに移して余分なさなぎ粉を捨てます。イメージとしては力玉の余分な水分をさなぎ粉に吸わせるイメージ。水分をさなぎ粉に吸われた力玉は少しずつ小さくなっていきますが、さなぎ粉には吸収出来る水分量が決まっているため、さらに小さくするには新しくさなぎ粉を追加する必要があります。

さなぎ粉に漬ける(2回目)

2回目のさなぎ漬けは1回目の半分となる25㏄のさなぎ粉を加えます。1回目と同じように力玉全体がまんべんなく空気に触れるよう、時々力玉を動かしながら1日~2日風通しの良い場所で放置します。

究極の実釣性能を誇る悪魔的さなぎ漬け力玉の完成!

新品の力玉大粒(左)と2回目のさなぎ漬けが完了した力玉(右)。さなぎ粉を足しては乾燥させ、使ったさなぎ粉を捨てる工程を繰り返せば、好みの大きさに調整する事も可能です。

仕上がった力玉のさなぎ漬けは少し大きめの容器に移す事がキレイに長持ちさせるコツ。水分が入ってしまったり、余計なさなぎ粉が多かったりすると、カビの生えてしまう原因になります。1度ビンから出した力玉を戻したり、エサを触った手を直接ビンに入れたりするのもNG。保管には少し気を使いましょう。

もはや反則?究極の実釣性能を誇る悪魔的さなぎ漬け力玉の作り方 最後に・・・

丹精込めて仕込んだ自慢のさなぎ漬けなら、厳しい時合も信じて使う事が出来ます。

自家製さなぎ漬け力玉の作り方。いかがだったでしょうか?ヘラブナ釣りで大きく釣果を左右する要素の1つはバラケを含むエサの部分であることは明らかです。最近ではメーカーがリリースする公式のさなぎ漬けも出回っていますが、やはり自分の作ったさなぎ漬けは信頼度が違います。絶対的な自信を持って使い込めるクワセエサはイメージしている以上に強力な武器になります。厳しい時合こそ他人に差をつけられる力玉のさなぎ漬けを皆さんも手塩に掛けて作ってみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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